奈良県奈良市・黄金塚古墳

墳丘裾に石敷きを検出


●奈良県奈良市窪之庄町 黄金塚古墳

●2004年10月 報道/宮内庁

 宮内庁が陵墓参考地として管理する黄金塚古墳で、道路工事に伴い、墳丘南側の約15平方メートルを調査。横穴式石室の正面の墳丘裾に径20〜30cmの石が敷き詰められていました。これにより、これまで一辺26mの方墳とされてきましたが、一回り大きいことがわかりました。

 石室はレンガ状の石を積み上げた磚積み式としては、最大規模のもので、表面に漆喰を塗って仕上げており、全長12.6m、玄室長3m、幅3.3m、高さ2.6m、羨道長9.6m、幅1.6m、高さ2.6mの規模で羨道に3ヶ所の張り出しがある特異な構造を持ちます。

石室正面の調査区、すでに埋められていました

期間限定公開

横穴式石室内部


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