京都府亀岡市・国分古墳群

新たに2基の古墳を発見、雨にぬれた美しい石室


国分古墳群(京都府亀岡市千歳町国分) 

 現地説明会2009年8月1日/財団法人 京都府埋蔵文化財調査研究センター

 府道亀岡園部線の工事に先立つ調査で、国分1号墳のすぐ近くから新たに2基の埋没石室が発見され、国分61、62号墳と命名されました。61号墳は横穴式石室の最下段の石列と床面が検出されました。全長7.6m、玄室長3.4m、幅1.5m、羨道幅1.2mの両袖式で、玄室には敷石が良好に残っていました。須恵器や馬具、耳環が出土し、六世紀後半の築造で、七世紀前半まで追葬されていましたと見られます。すぐそばにある62号墳は1.2m×0.5mの小石室で、棺台が残っていました。

1号墳、天井石が露出

61号墳石室正面

61号墳石室奧から

62号墳小石室、棺台あり


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