長野県駒ヶ根市・中川村・宮田村の古墳


天伯古墳

 中川村片桐、田島郵便局の西100mにあります。かつては、石室が露出していましたが、昭和59年に調査されたあと、埋め戻されています。径18mの円墳で、周溝が巡ります。横穴式石室は全長8.75m、幅1.6m、高さ1.8mの無袖式で、敷石が良好に残っていました。副葬品は歴史民俗資料館に展示されています。

石室正面側

東側は祠で破壊されている


六万部(六万部東)古墳 【村史跡】

 中川村片桐4185、中川西小学校の南西の丘陵上にあり、県道沿いの登り道に標識が出ています。七世紀中頃の径13.5mの円墳で、横穴式石室が南に開口。小型の石材で築かれた右片袖式で、保存状態は良さそうです。残念ながら、扉が施錠されています。出土品は歴史民俗資料館に展示されています。古墳へ登っていく道の途中の林の中に、もう1基小円墳がありました。

石室正面側

石室内部

石室奧から(資料館にあった画像)

2号墳か?


堅錐1号古墳

 中川村の上伊那農協の選果場建設工事で発見された古墳で、調査後、歴史民俗資料館の敷地内に移築復元されました。径18mの円墳で、周溝が巡っていましたが、墳丘はすでに失われていました。横穴式石室は全長3.6m、幅0.9m、推定高さ0.9mで、元の姿がわからないのですが、天井石はおそらく追補でしょう。説明板には五世紀末と書かれていますが、う〜ん、そうでしょうか?

石室正面側

石室内部


小鍛冶古墳群 【市史跡】

 

 駒ヶ根市下平の上の原工業団地内に分布する古墳群で、9基からなりますが、現存するのは3基と1ヶ所の石室状遺構のみです。団地の北端、(株)アイオーテクノ前に古墳群の説明板があり、そこから林の中に入っていくと1号墳があります。径30mほどの大きな円墳です。説明板から林沿いに300m南に進むとキャンベックス工業(株)の前の林の中に標柱があり、そこが2号墳です。径15mの円墳です。その50m南に石材が露出した石室状遺構があり、未調査ですが、古墳の可能性があります。また、ハチ食品(株)の前に7号墳があります。径18mの円墳で周溝が巡り、墳丘は中央部が陥没しています。すべて主体部は未調査のため不明ですが、竪穴系の石室と考えられています。

1号墳

2号墳

石室状遺構

7号墳


三つ塚古墳 【村史跡】

  左の墳丘が東塚

 宮田村南割区の駒ヶ原霊園西側にあります。なお、Yahooの地図の位置は間違えています(正しくは東300m)。元々、西中東の3基の古墳が並んでいましたが、現存するのは東塚1基です。径16mの周溝を伴う円墳です。すでに消滅した西塚は径11.2mの円墳、中塚は径11.5mの円墳で、主体部は半地下式の木棺直葬でした。六世紀初め頃の築造と思われます。出土した人骨は東塚の北側に埋納され、小さな墳丘が復元されています。


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