湖南市園養山古墳群C支群東地区
■C-2支群
C-1支群のあるゆるやかな尾根の東斜面にあり、148〜158号墳が狭い範囲に密集しています。古墳群の中でも、最大級の石室が残り、しかも比較的見学し易いため、おすすめのエリアです。150号墳は、園養山最大の巨石墳で、玄室は3.47m×1.7m×2.1m、羨道は3.4m×1.24m×1.3mの両袖式です。羨道先端が崩れていますが保存状態は良好。他の多くの石室と違って側壁は垂直に立ち上がり、表面も平滑に削っています。
|
|
|
|
151号墳は墳丘、石室ともに完存しています。石室は151号墳よりは規模、石材とも小さめですが、玄室は3.02m×1.7m×1.85m、羨道は2.43m×1.05m×1.2mの両袖式で、側壁にはやや持ち送りがあります。
|
|
|
|
152号墳は151号墳の東にあり、天井石を失った石室が露出しています。玄室長3.6m、幅1.6mで、羨道部は崩壊しています。東隣の153号墳は、石室の玄室だけが残っています。玄室長2.36m、幅1.47m、高さ1.5m以上の両袖式で、側壁をやや持ち送っています。152号墳の斜面下にある154号墳は、天井石を失った石室が露出、内部に土砂が流入しています。玄室規模2.25m×0.86mの無袖式です。
|
|
|
|
|
|