静岡県湖西市の古墳


横枕古墳

 湖西市吉美の湖西運動公園内に石室が移築復元されています。径10mの円墳で、周溝があります。石室は全長約5m、幅1.5m、高さ1.6mの無袖式で、チャートの自然石を乱石積みし、奥壁には巨石を使用しています。石室の横に天井石と思われる石材が置かれています。

石室正面

右側壁

玄室奥壁

奧から


神座古墳群B群

 湖西市神座、東雲寺の裏山に分布する8基からなる古墳群で、そのうち、4、5号墳が2011年に調査されました。4号墳では3.3m×1mの無袖式横穴式石室を検出、下部しか残っていませんが、入口には閉塞石が残っていました。入口に段差があり、竪穴系のようです。5号墳は中央が陥没し、鏡石が残っています。トレンチから須恵器、鉄製品が出土し、六世紀頃の築造と考えられます。これまで七世紀とされてきましたが、かなり遡ることが分かりました。他の古墳はいずれも中央部が陥没するか、石材が散乱しています。

分布図

山道途中にある1号墳、中央陥没

尾根上の北端にある3号墳、中央陥没

6号墳、中央陥没

7号墳、埋葬施設は埋没

8号墳、中央陥没

4号墳横穴式石室正面から

4号墳横穴式石室奧から

5号墳

5号墳石室部、鏡石が残存

 引き続き2014年に4〜7号墳が継続調査されています。このうち、近接する4〜6号墳は横穴式石室がすべて西向きで、規模、形状が似ていることがわかり、同じ家族の三代にわたる墓ではないかと考えられます。7号墳は、北東方向に開口し、唯一石棺が出土。4〜6号墳とは違う家族の墓と思われます。

4号墳、石室奧から、玄室は昨年調査

4号墳、石室羨道と墓道

5号墳玄室、もっとも保存がよい

5号墳玄室、入口の樒石と礫敷

6号墳玄室

6号墳玄室の奥壁付近

7号墳調査中、石室は崩壊している

7号墳石室、組合せ式石棺


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