鳥取県琴浦町の古墳


大法3号墳(三塚ノ谷古墳)

 琴浦町(旧東伯町)大法、大法橋の東側、県道203号線と238号線の交差点の北50m、238号線沿いにあります。県道工事によって、元の位置から6m移築したそうです。径14mの円墳で、周囲に幅2mの溝が巡っていました。主体部は川原石積みの横穴式石室で、長さ4.1m、幅0.9m、高さ1.2mのかなり細長い構造です。一部資料では竪穴系横口式石室とされていますが、どうでしょうか?奥壁下側には腰石を据えています。ところで、説明板には大法1号墳と書かれています。なぜ?

県道沿いにある

石室正面

玄室奥壁

石室奧から


山田1号墳 【管理人推薦】【町史跡】

 琴浦町(旧東伯町)山田、山田集落の道路沿いに標識があり、そのあたりから集落の裏山を登っていった中腹にあります。墳丘はかなり削られていますが、径12.3mの円墳で、長い墓道の先に横穴式石室が開口。全長5.4m、玄室長2.8m、幅2.1m、高さ2mの両袖式で、羨道は小型の石材、玄室は巨石を中心に切組み積みで築いています。玄室には、幅5.5cmの鑿による加工痕と赤色顔料が良好に残っています。六世紀後半の築造です。

この標識が目印

石室正面、墓道が長い

羨道から、立派な玄門

玄室奥壁

石室奧から

赤色顔料と加工痕が残る切組み積みの側壁


公文古墳群

 琴浦町(旧東伯町)公文、山田集落の北方にある医光寺北側の裏山一帯にある古墳群で、一部が巡礼コースになっています。横穴式石室のある9号墳は見つかりませんでした。

尾根上に墳丘が並ぶ

墳丘の状態は良さそう

他の墳丘


八橋狐塚古墳(八橋5号墳) 【町史跡】

 琴浦町(旧赤碕町)八橋、八橋駅の西800m、老人福祉施設みどり園の北にあります。日本海を望む丘陵先端に築かれた全長87m、後円部径31mの前方後円墳で、二段築成、周溝が巡ります。くびれ部西側に小型の横穴式石室が露出しています。全長1.56m、幅0.45m、高さ0.78mの竪穴系横口式石室です。

墳丘、二段築成がよくわかる

日本海を望む後円部から前方部

くびれ部の横穴式石室天井石

石室内部


別所古墳群

 琴浦町(旧赤碕町)別所、赤碕漁港から、東の道の駅ポート赤碕にかけて分布する古墳群です。港の南の丘の上、国道9号線のすぐ北側に1号墳(笠取塚古墳)があります。全長52.2mの前方後方墳で、後方部上に交通安全祈念塔が建っています。その東200m、荒神宮が鎮座する4号墳(別所尻古墳【町史跡】)は径32mの円墳で、墳丘には葺石が見られます。2号墳は1号墳のとなり、3号墳は、ガソリンスタンドの裏にあります。

1号墳(笠取塚古墳)

4号墳(別所尻古墳)

4号墳の葺石

 道の駅ポート赤碕の奧に5号墳があります。公園化されて見学しやすくなっています。径31mの円墳で、葺石があります。そばに17号墳の石室が移築されています。

公園化されている

5号墳墳丘、手前に17号墳の埋葬施設

17号墳の石室


坂ノ上1号墳 【町史跡】

 琴浦町(旧赤碕町)坂ノ上、琴浦町と大山町との境界近く、国道9号線南側の集落内にあります。径26m、高さ5.3mの円墳で、墳丘は良好に残っています。

 


出上岩屋古墳 【管理人推薦】【県史跡】

 琴浦町(旧赤碕町)出上、集落のほぼ中央、森さん宅の裏にありますが、周囲を民家に囲まれているので、わかりにくいです。道路沿いに標識が出ていますので、それが目印です。墳丘はかなり失われ、横穴式石室が完全に露出。後室長3.6m、幅2m、高さ2.4m、前室長1.6m、幅2mの複室構造で、羨道は失われています。後室の玄門は巨石をくり抜き、奥壁は巨大な自然石の一枚石。側壁は切石を二段に巧みに組み合わせ、上段はやや内側に傾斜しています。奥壁の手前1mのところに仕切石が残っています。前室は、後室に較べると、粗雑な造りで、玄門袖石前側には扉石をはめるための溝が加工されています。

築山のような石室

前室の玄門、袖石に扉をはめる溝がある

前室の玄門、奧から

後室奥壁

後室玄門、奧から。美しい石組み

後室奥壁の1m前に仕切り石が少し見えている


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