福岡県上毛町(旧新吉冨村)の古墳
◆吉岡巨石塚古墳 【町史跡】
上毛町(旧新吉冨村)吉岡、道の駅「しんよしとみ」の北東1km、県道226号線と県道103号線の交差点の少し東の無人となった民家の庭にあり、大型の横穴式石室が完全に露出しています。玄室奥壁は三角形の巨石を使用し、その形に沿って側壁が持ち送られています。石室の裏側も巨石が道路にはみ出してむき出しになっています。
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上毛町(旧新吉冨村)宇野、集落の西のはずれに小さな独立丘陵岩木山があり、山頂には岩木観音堂が祭られています。その山頂と東側斜面の墓地の中に計3基の古墳が残っています。山頂の1基は径10mほどの円墳で、横穴式石室が南にわずかに開口しています。かなり埋まっていますが、内部の状態も良さそうです。
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東斜面の墓地にも2基の古墳があります。上側の古墳は径5m以上の円墳で、横穴式石室の玄室隅部分の石組みが残っています。下側の古墳は横穴式石室の石組みが露出していますが、天井石を失い、内部が完全に埋没しています。
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上毛町(旧新吉冨村)安雲、岩木観音から西へ500m、東九州自動車道西側の丘陵先端にあり、石室内に稲荷社が祭られています。単室構造の横穴式石室が開口していて、左右側壁に多くの線刻が残っています。木の葉、水鳥、格子目紋が残っているといわれますが、内容が明確にわかるものはほとんどありません。六世紀末の築造です。
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すぐそばに2号墳があり、石室がわずかに開口。隙間から中を覗いたところ、状態は良さそうです。
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