石で固めた巨大な掘割出現


■奈良県明日香村川原「小山田遺跡第5次」

 2015年1月18日 現地説明会/奈良県立橿原考古学研究所

 奈良県立明日香養護学校の教室棟改築に伴う事前調査で、表面を石材で固められた掘割が検出されました。現時点で長さ48m、底面の幅3.9mの大規模な遺構で、北面に付近で採れる石英閃緑岩の貼石、底面に石英閃緑岩・室生安山岩(榛原石)・緑泥片岩の敷石、南面に室生安山岩(榛原石)・緑泥片岩の板石積みが施され、南側の基底部前には、幅0.8m、高さ0.1mの一段高いテラスが設けられています。造成土、堆積土中の土器から七世紀中頃の築造と考えられます。まだ、未確定ですが、古墳の周濠とすると、石舞台古墳を上回る一辺50m以上の大型方墳ということになります。天皇陵クラスの古墳が、予想外の場所から突然、出現するのですから、ほんとに飛鳥は怖ろしいところです。今後、範囲確認のための第6次調査が継続されます。

東側の遺構

西側より

南側の板石積みとテラス

板石積みの良く残っているところ


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