東京都府中市・熊野神社古墳

上円下方墳に3室構造の切石横穴式石室を検出


●東京都府中市 熊野神社古墳

●2004年5月29・30日 現地説明会/府中市教育委員会・府中市遺跡調査会

 昨年実施された確認調査により珍しい上円下方墳であることが判明した熊野神社古墳で、天井部が失われていましたが良好に残された全長10mの横穴式石室を検出しました。奥室、前室1、2の3室構造に羨道と前庭部がハの字状に広がっており、奥室は胴張り形で、同じ多摩川流域に類型がいくつかあります。石材は砂質の切石を巧みに組み合わせており、7世紀前半頃のものと思われます。奥壁に明治時代頃の落書きがあり、江戸〜明治期の古銭が出土しており、その頃には石室が開口していたようです。

上円部裾の列石

羨道と前庭部の石組

手前から前室2、前室1、奥室を柱石で区画している

奥室の石材に「歩兵連隊・・云々」の落書き有り


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