京都府精華町・鞍岡山2号墳

一つの墓壙に二つの木棺、被葬者は夫婦?


鞍岡山2号墳(京都府相楽郡精華町下狛) 

 現地説明会2009年3月7日/財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター

 鞍岡山古墳群は5基からなる前期〜後期の首長墓群ですが、道路整備事業に先立つ調査で、2号墳が調査されました。墳丘は30m×20mの円墳で、主体部は7.4m×3.4m×1.6mの巨大な墓壙に二基の割竹形木棺が並べて埋葬されていました。西棺は長さ6mで、盗掘のため副葬品はなく、棺外に鉄剣が五本並べられていました。東棺は長さ5m、未盗掘で、国産の青銅鏡、管玉、勾玉が副葬されていました。また棺外には臼玉、勾玉、ガラス製小玉が置かれていました。これらの副葬品の状況から、西棺は古墳の主で武人として活躍した男性、東棺は女性が被葬者と考えられます。古墳時代中期の首長夫婦が並んで埋葬されたのかも知れません。

右が東木棺

手前右側に青銅鏡、奧に鉄剣

東木棺から出土した国産青銅鏡

西木棺外に置かれていた鉄剣


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