大型前方後円墳の周濠で渡り土手発見


■京都府城陽市平川「久津川車塚古墳」

 2017年9月9日 現地説明会/城陽市教育委員会

  検出された後円部最下段の葺石と渡り土手(左側)

 国史跡・久津川車塚古墳は史跡整備のための調査が2013年度から続いています。今年度は後円部西側の墳丘裾が調査され、最下段で葺石が基底石も含めて良好に残っていました。また、渡り土手と考えられる高まりも検出。地山を削り出した上にさらに土盛りをし、斜面には小さな礫を葺いていました。渡り土手の上面からは水鳥形埴輪などが見つかりました。西くびれ部上段裾も調査され、テラスに屈曲した円筒埴輪列、斜面に葺石が良好に残っていました。

渡り土手を南側から、右側が後円部の下段

くびれ部の円筒埴輪列、クの字に屈曲している


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