群馬県前橋市中部の古墳


今井神社古墳

 市史跡。前橋市今井町818の今井神社境内にあり、墳丘上には社殿が鎮座しています。全長71m、後円部径44mの前方後円墳で、発掘調査で馬蹄形の周溝が確認されています。社殿建立の際に掘り出された凝灰岩の組合せ式石棺の石材が、境内に置かれていて、赤色顔料が残っています。「古墳めぐりハンドブック」には竪穴式石室の蓋石となっていますが、まあ石棺でしょう。

墳丘上に社殿が建てられている

境内にある竪穴式石室の蓋石

石材に残る赤色顔料

オブ塚古墳

 市史跡。前橋市勝沢町420、県道101号線勝沢十字路のすぐ北にあります。長さ35mの前方後円墳で、後円部に比べて、前方部が低く、一部に周溝の痕跡が残ります。後円部に横穴式石室が開口、長さ5m、幅1.5mの無袖式で、自然石乱石積み、床にも石が敷き詰められています。

道路沿いにあり、すぐわかります

石室正面

玄室奥壁、二段積み

奧から外

堀越古墳 【管理人推薦】

 県史跡。前橋市旧大胡町の堀越861-1、県道3号線堀越南交差点の北東100mにあり、周囲を住宅に囲まれていますが保存状態は良好のようです。径25mの円墳で、周溝が南半分に半周しています。横穴式石室は截石切石積みで、全長6.9m、玄室長3.2m、幅1.9m、羨道長3.4m、幅0.8mの両袖式。石室前には台形の前庭があり、石室寄りには玉石が敷かれています。玄門も立派ですが、梱石が大きくて、ここを入るには文字通り「敷居が高い」です。それにしても説明板に「石室は粗末ではあるが截石切石積で・・・」と書かれているが、普通こんな表現はしないでしょう!?粗雑の間違いでは?

古墳正面

羨道、玄門が高さ方向に狭い

玄室奥壁、二段積み

奧から玄門部

薬師塚古墳

 前橋市亀泉字西前原、亀泉霊園の東200mにあります。寺沢川の河岸段丘の縁辺に築かれた径20mの円墳ですが、現在は横穴式石室が完全に露出しています。地盤を掘り込んで造られた石室は玄室長2.35m、幅1.1m、高さ1.5mの無袖式で、安山岩の自然石を乱石積みしています。床面には玉石を敷き詰めていました。六世紀初頭の築造と考えられています。なお、訪問時、説明板の左半分が消滅していました。

石室正面

背後から


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