仁徳天皇陵の陪塚を発掘調査


大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町二丁・孫太夫山古墳

 2012年3月10日 現地説明会/堺市文化財課

 

 百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録と国史跡指定を目指して大山古墳南に隣接する孫太夫山古墳の基礎データを得るための調査が行われました。埋もれていた前方部のコーナーを検出し、全長56m、後円部径48m、前方部幅30mの帆立貝式古墳と確定しました。出土した円筒埴輪片は丁寧に調整がされており、五世紀中頃の特徴が見られます。これより、大山古墳とほぼ同時期の築造と考えられます。

前方部端、落下した葺石

前方部の南西コーナー、盛り土は復元されたもの

南側周溝

五世紀中頃の円筒埴輪片


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