奈良県桜井市・東田大塚古墳、矢塚古墳
纏向古墳群はすべて前方後円墳と確認
■奈良県桜井市東田 東田大塚古墳第4次(纏向遺跡第147次)、矢塚古墳第2次(纏向遺跡第148次)
■2007年4月12日 報道発表/桜井市教育委員会
国史跡・纏向古墳群のうち、共に発生期の古墳と考えられる東田大塚古墳と矢塚古墳の範囲確認調査が実施されました。
東田大塚古墳は前方部に当たる5カ所を試掘調査した結果、前方部に高さ約0.7メートルの盛り土が残っているのを初めて確認しました。これにより、前方部は予想より約14m大きく全長110m以上だったことが分かりました。後円部の径が68mであるため、前方部が小さく、纏向石塚よりは新しいタイプだと思われます。
矢塚古墳は後円部の南西側を掘り、前方部の一部を確認しましたが全長は不明です。
どちらも前方後円墳の可能性が高いとされてきましたが、考古学的確認は初めてになります。
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