香川県丸亀市南部・まんのう町・綾川町の古墳


快天山古墳

 国史跡。丸亀市(旧綾歌町)栗熊東字若狭917、国道32号線住吉神社前交差点からすぐ北の丘陵先端にあります。全長99m、後円部径64mの前方後円墳で、後円部は盛り土で三段、前方部は地山整形で二段に築かれていたと推定されます。主体部は、後円部に3基のくり抜き式割竹形石棺、前方部に4基以上の箱式石棺が存在していました。現在は、1、2号石棺の一部が露出しています。前期に限れば、香川県最大の前方後円墳です。

前方部から後円部

1号石棺

2号石棺

発掘調査時の1号石棺

陣の丸古墳群

 県史跡。丸亀市(旧綾歌町)富熊、快天山古墳から北へ2km、農道沿いに説明板があり、そこから小道を登ると標高144mの尾根上に3基の古墳が一列に並んでいます。北端の1号墳は、全長36m、後円部径22mの前方後円墳、中央の3号墳は12m×8mの方墳、南側の2号墳は全長32m、後円部径18mの前方後円墳で、方墳を挟んで2基の前方後円墳が前方部を向け合うという特殊な並び方をしています。古墳の並んだ直線の先には、はるかに讃岐富士が見えています。墳丘の形態から前期後半の築造と思われますが、未調査のため、内容は不明です。中世に砦が築かれたため、この名称があります。

古墳群の配置

1号墳、遠方に讃岐富士が見える

1号墳から見た手前3号墳、奧2号墳

2号墳から見た手前3号墳、奧1号墳


安造田1号墳(安造田神社前古墳)

 まんのう町安造田、国道32号線沿いの安造田神社境内にあります。墳丘はほとんど失われ、横穴式石室の天井石が露出していますが、意外に内部は完存しています。全長約7m、玄室長3.5m、幅2.1m、高さ2.2m、羨道長3.5m、幅1.5mの両袖式で、鏡石や天井には花崗岩の巨石を使用し、床面には和泉砂岩の礫を敷いています。

石室正面

羨道、かなり埋まっている

玄室奥壁

奧から


大林古墳

 綾川町(旧綾南町)羽床下、大林公民館の南300mの道路沿いにあります。径15mほどの円墳ですが、前側を破壊され、横穴式石室の羨道もかなり失われています。玄室は完存。玄室長3m、幅2m、高さ2mほどの右袖の広い両袖式で、側壁はドーム状に持ち送っています。小学生手作りの説明板が微笑ましいですが、「羨道」の字は御愛嬌ですね。

小学生手作りの説明板

石室正面

玄室奥壁

奧から


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