香川県丸亀市北部・多度津町の古墳


青ノ山古墳群 【管理人推薦】

 丸亀市と坂出市にまたがる青ノ山の山頂付近と南麓に分布する古墳群で、横穴式石室を主体部とする後期古墳が20基ほど残されています。山頂は公園化されていて、駐車場も完備されています。また、南麓には墓地公園があり、その駐車場が利用可能です。

 1号墳

 青ノ山山頂の少し南の緩斜面に位置します。一辺9mの方墳で、周囲には外護列石が巡ってます。墳丘はほとんど流失し、横穴式石室が完全に露出状態。全長6m、玄室長3m、幅1.7m、高さ1.5mの両袖式です。

山頂やや南の緩斜面に立地

石室正面

玄室奥壁

奧から

 8、9号墳

 駐車場から山頂に向かう途中に8、9号墳があります。8号墳は径13mの円墳で、発掘調査でL字形の横穴式石室が検出され、保存されています。玄室長1.8m、幅2.5m、高さ1.6m以上、羨道長4m、幅1mの右片袖式で、玄室床面には棺台の石が6個残っています。また、玄室と羨道の境には仕切石があります。9号墳は、小円墳で、長さ2.6m、幅0.9mの横穴式石室玄室の基底部がわずかに残存しているだけでした。七世紀初めの築造です。

8号墳石室正面

8号墳玄室

8号墳玄室奧から、L字形がよくわかる

9号墳、石材基底部のみ残存

 6号墳

 青ノ山南麓にある墓地公園のすぐ西側に、道路をはさんで6、7号墳があります。道路北側の6号墳は横穴式石室の基底部が露出しています。現存長3.5m、玄室長1.5m、幅2.5mの右片袖式で、8号墳同様L字形をしています。県内でL字形の石室は青ノ山6、8号墳だけです。

6号墳石室正面

奧から

 7号墳

 道路南側に、7号墳石室が、青ノ山1号窯跡とならんで移築保存されています。古墳はすでに破壊され、移築された石室も、一部縮小されているそうです。現存長約6m、玄室幅1.7mの左片袖式です。

石室正面

奧から


盛土山古墳

 県史跡。多度津町奧白方の県道205号線沿いにあります。平地に築かれた38m×32mの二段築成の円墳ですが、周囲を削られていて、本来は二重周濠を持つ径75mの円墳と推定されています。主体部は大正四年の開墾中に、組合せ式箱式石棺が見つかっています。

 

向井原古墳

 多度津町奧白方向井原164、盛土山古墳の西300mの農家裏の果樹園の中にあります。丘陵斜面に築かれた二つの横穴式石室を持つ双室墳ですが、現在は1室しか残っていません。現存石室は玄室長2.4m、幅2.2m、高さ2.4m、羨道長3.7m、幅1.1mの両袖式で、側壁は小さな石材を積み上げて持ち送り、玄門側は段の塚穴式に近い窮隆式天井となっています。

石室開口部

玄門側の窮隆式天井

玄室奥壁

奧から玄門部


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