平家蟹さんから久しぶりの特派員報告


■山口県下関市延行幸地ヶ森「丸小山古墳」

 2017年6月18日 現地説明会/下関市教育委員会教育部文化財保護課

 丸小山古墳は丘陵上に築かれた径10mほどの円墳で、主体部は横穴式石室です。宅地開発に伴い調査されました。石室は上部を失っていますが、玄室長2.4m、幅1.25〜1.54m、高さ1.22m以上、羨道長1.8m、幅0.85mの両袖式で、左袖はわずかしかありません。床面には羨道途中の仕切石から玄室まで角礫が敷かれていて、奥壁前のみ板石が敷かれています。屍床代わりでしょうか。石室前面には列石があったようです。(画像提供・平家蟹さん)

丘陵上に立地(頂部より西側)

横穴式石室正面、敷石が良好に残る

横穴式石室側面より


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