京都府京都市西京区松尾山古墳群BCG支群

 松尾大社の裏山である松尾山の尾根筋には、北側の嵐山から南側の西芳寺まで京都一周トレイル西山コースが通じています。このコース沿いとその周辺に松尾山古墳群が散在しています。A〜H支群に分かれ、ハイキングを兼ねて古墳見学するには丁度良い1日コースです。

 


松尾山B1、2号墳(松尾大社西1、2号墳)

 D支群から一旦、平坦な場所に下って、道なりに再び登った先の尾根上に、B1号墳があり、古墳の上を山道が通っています。径20mの比較的大きな円墳で、横穴式石室の天井石が露出しています。全長13mもある長い石室ですが、かなり崩壊し、内部は埋まっています。

B1号墳、南側の石室正面

天井石が露出

玄室付近、崩壊している

 尾根上の道を南へさらに200m進むと、B2号墳があります。こちらも横穴式石室の天井石が露出しています。玄室長3m、幅2mほどの規模です。

B2号墳、南側の石室正面

天井石が露出、玄室付近

石室の奧側から


松尾山G2〜4号墳

 B2号墳から尾根筋の道を南へ下って登った次のピークを少し下った東側の山林の中にシダに覆われたG2〜3号墳が並んでいます。G2号墳は完全にシダに覆われてよくわかりません。G3号墳は、石材がいくつか露出しています。G4号墳は石室の天井石が露出。内部はかなり埋まっています。墳丘の裾には列石が巡っています。

G2号墳

G3号墳、石材露出

G4号墳、外護列石が見えている

G4号墳、天井石が露出


松尾山C1〜4号墳

 C支群は最も古墳が集中する支群ですが、尾根筋のトレイルコースから東にはずれた低い台地上にあり、ルートも整備されていないので、慣れない人には訪問するのは困難です。B支群とG支群の中間の最高所(トレイルコースのNo.43標識の位置)から真っ直ぐ東へ急斜面を下っていくか、G支群のある尾根先端から東側の谷間へ回り込んでいく獣道を進むか二つルートがありますが、前者はかなり危険で、後者は道がわかりにくく、どちらもまともなルートではありません。斜面を下ったすぐのところにあるC1号墳は径13mの円墳で、墳丘は良好に残っています。東側に横穴式石室の天井石が1個露出しています。ここから東へ少し登った台地上にC2号墳があります。小型の横穴式石室が露出しています。奥壁側が開口。玄室は1.5m×0.9mの大きさです。その東側にあるC3号墳は笹に覆われた低い墳丘が残っています。その北となりのC4号墳は石材が散乱しています。

C1号墳、大きな墳丘が良好に残る

C1号墳、天井石露出

C2号墳、石室奥壁側が開口

C2号墳、石室内部奧から

C3号墳

C4号墳、石材散乱

松尾山C6、10号墳

 C4号墳から北へ進むと、広い平坦面があり、ここに比較的大きな墳丘が密集しています。C6号墳は墳丘上に天井石が露出しています。その北側にあるC10号墳も墳頂に横穴式石室が露出しています。

C6号墳

C6号墳、天井石露出

C10号墳

C10号墳、石室が露出

松尾山C5、7号墳

 C6号墳のとなりにC5号墳があります。支群の中ではもっとも保存状態の良い横穴式石室の奥壁側が開口しています。羨道部は埋まっています。南側にあるC7号墳は石室入口部の天井石が露出していますが、内部は埋まっています。

C5号墳、奥壁側が開口

C5号墳、石室内部

C7号墳

C7号墳、天井石露出

松尾山C8、9、11号墳

 C5、7号墳のすぐ南の斜面下にあるC8号墳は、シダ類に覆われてよくわかりません。さらに斜面下のC9号墳は、横穴式石室の天井石が露出しています。

C8号墳、シダ類に覆われている

C9号墳

C9号墳、天井石露出

 C4号墳から南に延びる尾根先端には11号墳がありますが、石材が1個露出しているだけです。この先にさらに12号墳があるはずですが、シダ類に覆われてまったくわからない状態です。

11号墳


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