三重県松阪市南部の古墳


宝塚古墳群 【管理人推薦】

 国指定史跡。1号墳は全長95mの前方後円墳で土橋付きの造り出しから大型の船形埴輪や囲形埴輪などが出土し、話題になりました。2号墳は全長72mの帆立貝式古墳です。

1号墳から出土した日本最大の船形埴輪

1号墳造り出し部の船形埴輪の出土状況

整備された1号墳

1号墳造り出し

2号墳の現地説明会

八重田古墳群

 松阪市指定史跡、4〜5世紀築造の古墳群で、もと、25基ありましたが、現存4基です。日丘町の日丘団地内に11号墳が、周辺に3、9、21号墳が現状保存されています。11号墳は全長50mの前方後円墳ですが、未調査のため、二基の円墳の可能性もあります。

 11号墳

東山古墳群

 松阪市指定史跡、立野町の中部台運動公園の入り口左の丘の上一帯にある11基からなる六世紀の古墳群で、フィールドアスレチック場となっているため、古墳見学と同時にスポーツもできるというまことに健康的な古墳群です。9号墳のみ消滅していますが、ほかの墳丘もかなり低いマウンドばかりで、8号墳が横穴式石室である他は主体部は不明です。

 

立野古墳群

 同じく中部台運動公園に隣接した水道タンクがある丘陵上を中心に20基からなる古墳群ですが、丘陵内は立入禁止で、見学可能なのは「みえこどもの城」の前に保存されている9号墳のみです。

鳥ケ谷古墳群

 松阪市立野町、運動公園の南西500m、松尾神社のある山の南西麓にある2基の後期古墳群です。大規模な土砂採取場の南にオリエンテーリングコースとなっている小道があり、西へ300mほど進んで山にぶつかって左へ回ったところに2号墳の墳丘が道沿いにあります。石材が抜かれた跡があります。その左上30mに1号墳の石室が露出しています。急斜面にあり、墳丘が不明確ですが、奥壁と側壁の一部が残っています。小型の石材を積みあげ、持ち送りが見られます。

1号墳石室

1号墳石室を真上から見たところ

2号墳

こうもり穴(庄)古墳 【管理人推薦】

 庄の集落の北側の山の南斜面にあります。径16.5mの円墳で、開口する横穴式石室は全長8m、玄室長7m、奥壁幅1.7m、推定高3mの細長い玄室を持ち、片袖式です。

開口部

奥壁、石材はかなり小さい

玄門部

弁天窟古墳

 松阪市の東南端、中万町の櫛田川と支流の孫川が合流する地点に近い尾根先端にありますが、現在古墳周辺は大規模な土取りが行われ、墳丘が周囲を削られて、かろうじて残されている状態です。見学は日曜日にこっそりとするしかありません。横穴式石室が薮の中に残っており、羨道は天井石が落ち込んでいますが、天井部が開口。全長8.4m、玄室長4.8m、幅2.4mの右片袖式で、側壁、奥壁の上部が、ドーム状に持ち送られている特徴的な構造をしています。玄室内にはいつのころからか、弁天様が祭られています。

墳丘はかろうじて保存されている

弁天様がまつられた玄室奥壁

玄門部

奥壁上部、ドーム状に持ち送る


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