三重県松阪市西部の古墳


上文殊・下文殊古墳群 【管理人推薦】

 松阪市伊勢寺町、県道合ケ野松阪線を伊勢自動車道を超えて西へ300m進むと右手の田の中に小さな小屋があり、そこから北の山林に向かってコンクリートの小道が沢伝いに続いています。山林内に入ると、この沢を境にして左側に上文殊古墳群11基、右側に下文殊古墳群8基が分布しています。

 ■上文殊古墳群

 左側の低い尾根を登ると、1、2、3号墳が並んでいて、1号墳の石室のみ完存しています。全長約8m、玄室長6m、幅2mの細長い石室でわずかに右片袖式です。小さな谷をはさんだ西の尾根筋に4〜10号墳がありますが、薮が深く見学は困難。7号墳のほとんど埋没した石室がわずかに見られます。

上文殊1号墳

上文殊1号墳玄室

上文殊2号墳

上文殊3号墳、向こうに1号墳

上文殊7号墳の天井石

上文殊9号墳、石材が散乱

 ■下文殊古墳群

 沢沿いの道を途中で右へ進み、杉林と接するところで山林内へ入ると、低い墳丘に天井石が露出した3号墳が見えてきます。現存長6mで羨道部は埋まっていて袖はなさそうです。背後に1、2号墳がありますが、わずかなマウンドがある程度。東の尾根沿いに4〜7号墳がほぼ1直線に並んでいますが、石室が開口しているものはありません。

下文殊3号墳

下文殊3号墳石室内部

下文殊4号墳

下文殊5号墳

下文殊6号墳

下文殊7号墳、石室の代わりに水タンクが・・


瑞巌寺古墳群 【管理人推薦】

 岩内町の瑞巌寺周辺にあります。奥の院から北側の尾根を50mほどよじ登ったところに1号墳の石室が開口。墓道部も含めて全長10m、玄室長4m、幅2mの完存する細長い石室で、わずかに右片袖式です。玄室内に石仏が祭られています。三重塔の隣に6号墳石室の奥壁が開口しています。玄室長4m、幅2.5mの右片袖式で、ここも石仏堂として使用されていたらしく、開口部手前には後世の側壁が造られています。6号墳背後の尾根の山林内に7〜16号墳が並んでいますが、ほとんどに盗掘穴があり一部に石材が散乱しています。6号墳のある尾根の西隣の尾根先端に2〜5号墳があります。2号墳は小型の横穴式石室が完存していて、奥壁天井が開口しています。

1号墳開口部

1号墳玄室

1号墳玄門

1号墳の長い墓道

6号墳開口部、手前の石積みは後世の物

6号墳玄門部

6号墳奥壁

背後の尾根の10号墳、ほかも同様のレベル

2号墳

2号墳奥壁

2号墳、羨道側が埋まっている

5号墳、石材が少し残る程度


八重田古墳群 【10、11号墳が市史跡】

 4〜5世紀築造の古墳群で、もと、25基ありましたが、現存4基です。日丘町の日丘団地内に11号墳が、周辺に3、9、21号墳が現状保存されています。11号墳は全長50mの前方後円墳ですが、未調査のため、二基の円墳の可能性もあります。

 11号墳


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