出雲唯一の横口式石槨、果たして石棺式石室のルーツか?


島根県松江市朝酌町1166・廻原1号墳

 2011年3月26日 現地説明会/島根大学法文学部考古学研究室

 出雲地方では唯一の横口式石槨を持つ廻原1号墳の基礎データを得るための発掘調査が行われました。墳丘は9×10mの方墳で、ほとんど盛り土で築造され、外表施設はありません。埋葬施設は石槨の前に羨道が付設する横口式石槨で、石槨は凝灰岩の切石を箱形にくり抜いた上に天井石を乗せています。内部寸法は1.6×0.7×0.6mで、0.45×0.4mの入口がつきます。入口には蓋石を填める溝があり、排水用の細い溝も彫られています。羨道は2×1×0.8mの規模で、側壁は大きな基底石の上に割石を3〜4段に積み上げ、敷石もあったようです。なお、となりには墳頂の陥没した2号墳があります。

一辺10mの方墳

石槨正面

羨道から石槨

石槨


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