熊本県御船町の古墳


東禅寺古墳群

 御船町辺田見東禅寺、国道445号線辺田見交差点から東へ約800m、道路が大きく左へカーブする手前北側に空き地があります。空き地の奧に竹薮があり、その中に1号墳の横穴式石室が開口しています。羨道は天井石を失っていて、その向こうに巨石をくり抜いた玄門があります。玄室は狭いですが、腰石や奥壁にも巨石を使用するなど侮れません。また、床には石棺の蓋が置かれています。

羨道から、くり抜き式の玄門

玄室奥壁、三角形の巨石使用、手前に石棺蓋

玄室奥から

玄室内の石棺蓋

 1号墳の前の空き地の向かいから国道445号線の1本西に生活道路が走っており、その道路を200m進むと、すぐ北側にあります。墳丘がほとんど失われ、横穴式石室が露出しています。玄室の天井部も失われ、床もかなり埋まっています、玄室の真ん中に太い木が生えているので、見学にはかなり邪魔です。

石室正面、かなり埋まっている

石室右側から

玄門

玄室、太い木が生えていて邪魔です


小坂(おざか)大塚古墳 【町史跡】

 御船町小坂2140-1の第二明星学園の隣にありますが、ほとんど敷地内同然です。径36mの円墳で、主体部は横穴式石室ですが、開口部は見つかりませんでした。全長3.9m、玄室長2.4m、幅2.1m、高さ1.8mの両袖式とされています。五世紀頃の築造です。

 


今城大塚古墳 【管理人推薦】【町史跡】【装飾古墳】

 御船町滝川大塚1373、国道445号線滝川交差点から南へ川を渡って段丘を登っていくと、左側が高台になっていて、その台地上にあります。台地縁辺に築かれた全長39m、後円部径19mの前方後円墳ですが、墳丘はかなり変形しています。周りには幅6mの周溝が巡っていました。西方向に開口する横穴式石室は羨道が崩れていますが、全長6.4m、玄室は3.4×2×3m、奧、側壁は巨大な切石の上にブロック状の石材を持ち送って積み上げています。奥壁には石屋形風の石棚があります。構造は大野窟古墳を小さくした感じです。左右側壁には円形のくり込みがあり、横方向に棒を差し渡していた可能性があります。石室の前には手水鉢状の石函がありますが、用途は不明です。玄室奥壁の切石には全面に緑、赤、黄色で円紋、盾などの紋様が描かれていますが、現在苔などでほとんど判別できず、わずかに赤色顔料が見られる程度です。

石室正面、羨道は天井を失う

石室前の石函、一部朱が残っている

玄室奥壁

玄室奧から

側壁の円形のくぼみ

装飾のある玄室奥壁

装飾部の拡大、向かって右上の紋様。円紋か?

装飾部の拡大、盾か?


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