兵庫県姫路市・見野古墳群

3、6号墳の全容が明らかになりました


兵庫県姫路市四郷町見野 見野古墳群第2次

2007年9月2日 現地説明会/姫路市埋蔵文化財センター・立命館大学文学部日本史学専攻考古学コース

           古墳まつり/古墳まつり実行委員会・見野古墳群保存会・四郷校区見野婦人会・姫路市埋蔵文化財センター

 今年度実施の第2次調査では、3、6号墳の3基の横穴式石室が調査され、その全容が明らかになりました。3号墳は墳形は不明で、横穴式石室は全長11m、玄室長4.6m、幅2.1m、高さ2.3m、羨道長6.4m、幅1.5mの左片袖式で、市内では有数の規模です。玄室奥壁の前に石敷きがあり、一段高くなっています。ここからは金環、勾玉などの装身具が出土しました。玄室前側には追葬された小石棺があります。出土した須恵器から七世紀前半の築造と見られます。6号墳は東西2基の石室を持つ双室墳で、墳形は不明です。東石室は全長9.5m、幅1.5m、高さ1.9mの無袖式で、床面には川原石が丁寧に敷かれています。須恵器、装身具、武器、馬具などが出土しましたが、須恵器が奥ほど古く、手前ほど新しい形式のため、何回か追葬が行われたようです。羨道部に追葬の小石棺が1基納められていました。西石室は全長8.5m、幅1.5m、高さ2mの無袖式で、小石棺が2基残っています。東西の石室はともに六世紀後半にほぼ同時に築かれ、七世紀前半まで追葬が行われていたと推定されます。

 

この日は古墳まつりも行われ姫路菓子博2008のマスコット「ひめか」が現説参加者をお出迎え。子ども達に大人気でした

6号墳東石室から出土した須恵器に残っていた小動物の足跡。乾燥中に踏まれたか?

3号墳石室正面より、全長11mの大型石室

3号墳石室奥より、左片袖式で、小石棺が1基あり。

6号墳東石室正面、羨道に小石棺が1基あり

6号墳東石室奥より、川原石を綺麗に敷き詰めている

6号墳西石室正面より、小石棺が2基見える

6号墳西石室奥より、敷き石は不揃い


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