宮崎県都城市南部


都城古墳 【県史跡】

 都城市鷹尾一丁目、西都城駅の西500m、丘陵上の住宅地の中にあります。小円墳1基が残されていますが、地下式横穴墓が大正年間に発見されています。

 


都城市沖水古墳 【県史跡】

 都城市早水町の早水神社参道脇にあります。あまり状態の良くない小円墳ですが、詳細は不明です。墳頂から平安時代の経筒などが見つかっています。


山之口村古墳 【県史跡】

 都城市山之口町富吉1773、富吉小学校の南西の独立丘陵上にあります。2基の古墳が並んでおり、1号墳は径6.3m、2号墳は径5.4mの小円墳です。まったく未調査のため、詳細は不明です。かつては周辺に多数古墳が点在していたらしいですが、現存するのは、この2基だけです。

古墳のある丘陵

1号墳

2号墳


志和池村古墳 【県史跡】

 

 都城市下水流町。志和池小学校から県道420号線を北へ1kmほど進んだ道沿いに1号墳があり、その周辺に2〜5号墳が確認できますが、それ以外は良くわかりません。1号墳(早馬塚)は前方後円墳ですが、前方部は失われています。墳丘上には小祠が祭られています。西となりの馬場に2、3号墳があります。馬場の北側の2号墳は、薮に覆われた低い墳丘が残っています。南側の3号墳は、馬場の中に保存されていますが、墳丘はかなり小さくなっています。4号墳は1本南の通り沿いにあり、径15mの円墳状ですが、近年の調査で前方後円墳の可能性が出てきたそうです。1号墳から県道を越えて東へ農道を進むと、林の手前に5号墳があります。小さな墳丘がわずかに残っています。

1号墳

1号墳墳頂、小祠があるだけ

2号墳

3号墳

4号墳

5号墳


牧之原古墳群(高城町古墳) 【県史跡】

 

 都城市高城町大井手、県道47号線立喰交差点から北へ300m進んだ農道交差点の周辺にあります。前方後円墳3、円墳10基の他、箱式石棺墓8、地下式横穴墓19基など、多様な墓制が確認できます。交差点の東200mのゲートボール場となりに1号墳があります。全長52m、前方部幅33mの前方後円墳で、群中最大、都城盆地内でも2位の規模です。墳丘の傍らに8号墳南の畑から見つかった箱式石棺が移築されています。すぐ西にある2号墳は径31mの大きな円墳ですが、墳頂がかなり削られています。さらに西となりの3号墳は前方後円墳ですが、現状で前方部が短く、帆立貝式に見えます。2号墳の北側の畑の中に4号墳がありますが、墳丘がほとんど残って居ません。

1号墳

1号墳前方部から後円部

移築された箱式石棺

2号墳

3号墳

4号墳

 農道交差点の北200m、建物に囲まれて8号墳が残っています。もっこりした円墳です。その北の交差点にあった9号墳は消滅っぽいです。そこから西へ小道を進んだ先に小円墳の7号墳があり、その南に6号墳があります。6号墳は全長50mほどの前方後円墳ですが、墳丘は大幅に改変されています。さらに小道を進むと墓地の中に円墳の5号墳があります。

8号墳

7号墳

6号墳

5号墳

 5号墳の東の農地の中に10号墳が見えています。そこから南の道路沿いに小円墳の11号墳があります。しかし墳頂の石碑には13号墳と彫られています。 その南方の林の中に12号墳があります。きれいな墳丘が残っています。その東となりにある13号墳は大きな円墳です。ここの石碑は11号墳となっています。11、13号墳が地図と石碑sが一致しませんが、数字の並びからして、地図の方が正しいと思われます。

10号墳

11号墳

12号墳

13号墳


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