広島県三次市の古墳
三次市西酒屋町字高塚、丘陵先端部に位置する全長46mの帆立貝式古墳ですが、墳丘はかなり削平を受けています。主体部は2基あり、1号主体はほとんど破壊されていましたが、画文帯神獣鏡が出土しています。2号主体は、蓋石以外は良く残っていて、2.7m×0.8m×0.8mの規模で、組合式木棺が納められていました。現在2号主体は、みよし風土記の丘に復原展示されています。また、近くに宗祐池西遺跡で見つかった箱形石棺も移築されています。
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三次市東酒屋町字松ヶ迫、工業団地内に遺跡公園として保存されています。弥生末期から古墳初頭にかけての四隅突出型前方後方型墳丘墓と方形周溝墓2基からなります。四隅突出型前方後方型墳丘墓は全長18.5mで周溝が巡り、埋葬施設は11基の土坑、木棺、石棺が見つかりました。周溝から特殊器台・特殊壷が出土し国重文に指定されています。