岐阜県瑞浪市の古墳


戸狩荒神塚古墳 【県史跡】

 瑞浪市の中央自動車道瑞浪IC近くにあります。丘陵先端に築かれた径60m、高さ8mの大型円墳で、県内では最大規模です。未調査ですが、内部主体は竪穴式石室と考えられています。

 


戸狩横穴墓群(戸狩横穴古墳群) 【県史跡】

 

 戸狩荒神塚古墳の北東の山の南斜面にあります。凝灰岩の斜面に築かれた13基からなりますが、現在見学しやすいのは1〜3号墓です。戸狩荒神塚古墳から高速道路沿いに北へ進むと、登り口があり、そこから5分ほど登った先の崖面に1〜3号墓があります。西端の1号墓はドーム状の玄室で、内部がかなり埋まっています。

1号墓開口部

1号墓玄室、埋まっている

 4号墓

 2号墓はやや四角い玄室で、奥壁前に屍床があり、右側壁には彫り込みで棚が造られています。

2号墓開口部

2号墓玄室、奥壁前に屍床

2号墓奧から、右側壁に棚

 3号墓は羨道、玄室とも方形のプラン、両袖式で、精緻な加工がされています。

3号墓開口部

3号墓羨道より玄室

3号墓奧から


大島1号墳 【管理人推薦】

 もと瑞浪市釜戸町にありましたが、中央自動車道の建設に伴い、調査後、化石博物館の隣りに移築復元されています。横穴式石室は前庭部も含めて全長約8m、玄室長約5m、幅1.7m、高さ2.2mの右片袖式で、床面には板石が敷き詰められ、羨門には立石があります。石室の前には前庭部が広がり、そのまま墳丘の裾の石垣に繋がっています。


鉢伏古墳

 瑞浪市釜戸町3004-20、国道21号線沿いにドラゴン21ふれあい広場という観光用駐車場があり、その前に墓地があります。そのすぐ斜面上の民家の前にあります。径15mほどの円墳で、横穴式石室が開口。羨道は崩壊していて、玄室も奥壁上部が破壊されて、奧側に突き抜けています。

民家前に美しい墳丘

石室開口部

玄室奥壁、上部が破壊され、突き抜けている

玄室奧から


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