静岡県森町の古墳


蓮華寺古墳群

 森町森、蓮華寺の裏山一帯に分布する11基からなる古墳群で、うち、随松寺墓地にある1号墳で横穴式石室が開口しています。径15m、高さ1.5mの円墳で、羨道部は失われていますが、玄室は完存。玄室長3m、幅1.5m、高さ1.5m以上の大きさで、奥壁に小さな鏡石を据え、側壁は大きく胴張りしています。すぐ上にあった2号墳は消滅しています。

石室正面

玄室内部

奥壁の鏡石

玄室奧から


逆井京塚古墳

 

 森町睦実字逆井、ピアゴ北の小さな丘陵上にあります。周囲が削られていますが、径20mほどの円墳で、主体部は木棺直葬と考えられています。遺物として馬鐸、鈴杏葉、変形獣紋鏡、鹿角装刀子、銅釧、玉類など首長墓に相応しい副葬品が出土しています。六世紀前半の築造と思われます。


谷口横穴群

 森町飯田字谷口、県道58号線から葛城北の丸へ向かう道路のトンネル手前右側の小さな谷間に観音堂があり、その北側の崖面にあります。6基開口し、うち1基には三角形の天井が見られます。

この崖の上に開口している

開口しているがかなり破壊

開口部はくずれ気味

左の横穴内部、天井が三角形


崇信寺10号墳石室

 谷口横穴群から、谷間をぐるっと回って観音堂の反対側の崖の上へ出ると、崇信寺10号墳の横穴式石室が移築されています。元は飯田の崇信寺裏山にありましたが、ゴルフ場建設にともない、調査後移築されました。径20mの円墳で、石室は全長6m、玄室長4.7m、幅1.2m、高さ1.4mの左片袖式で、床面には礫を敷き、石室の前には長さ6mの墓道がついていました。六世紀中頃の築造で、豪華副葬品が出土しています。

石室開口部

玄室奥壁

玄室奧から

天井石


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