幻の古墳をついに確認


大阪府堺市堺区協和町一丁「長山古墳(長山塚古墳)」

 2013年8月3日 現地説明会/堺市文化観光局文化部文化財課

 長山古墳は百舌鳥古墳群で最も西の旧海岸近くに位置する復元長110mの前方後円墳で、1724年の絵図では前方部が残っていましたが、現在は墳丘は削平されて地上には何も残っていません。今回、市営住宅の建て替え工事に伴う調査で、ついに墳丘の一部を確認できました。特に前方部東側では墳丘裾の葺石が良好に残っていました。その外側には幅15.7m、深さ1.1mの周溝が巡っています。後円部はかなり削られていて、葺石の一部のみ残っていました。四世紀後半頃の埴輪片と、車輪石の破片が出土しています。百舌鳥古墳群の中では乳岡古墳とともに初期に築かれたことがわかり、百舌鳥古墳群が海側から形成され始めたことを示す貴重な資料となりました。

前方部東側の葺石

基底石、目地が良好に残っている

後円部、保存は良くない

前方部裾で見つかった車輪石


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system