福岡県那珂川町の古墳


観音山古墳群中原第I支群36号墳

 那珂川町観晴が丘の観晴が丘公園内に保存されています。径20mの二段築成の円墳で、横穴式石室が開口。長さ3.4m、幅2.8m、高さ3.2mの玄室に細長い羨道がつく両袖式です。玄室には持ち送りがあります。六世紀後半の築造です。

石室正面

石室開口部、入口は施錠

石室内部

玄室奧壁


権現塚古墳装飾石材 【装飾古墳】

 元、那珂川町片縄に存在した古墳ですが、開発で消滅し、現在、那珂川中学校に装飾石材が保存されています。二枚の石材が人の字形に立てられていますが、その片方の内側に赤色顔料の装飾紋様が二ヶ所残っています。題材は不明です。

石材の現状

内側二ヶ所に残る赤色顔料

下側の紋様


丸ノ口古墳群

 

 那珂川町片縄の那珂川北中学校の隣りに、丸ノ口古墳公園があります。元々周辺には全体で60基ほどの古墳が存在しましたが、中学校建設で42基が調査され、そのうち、丸ノ口古墳群4基、白石古墳群2基が公園内に保存されています(うち、3基は移築)。うち、2基に装飾が見られます。

 第VI支群2号墳 【町史跡】【装飾古墳】

 径12mの円墳で、主体部は横穴式石室です。玄室奥壁に径30cmの同心円紋、波状紋、船、円紋が叩き窪め技法で描かれていますが、入口が施錠されていて、良く見えません。もう少し見学しやすくしてほしいです。

石室正面

石室内部

奥壁の装飾

説明板の奥壁装飾紋様図

 第V支群8号墳

 墳丘の上部が失われていましたが、径8mの円墳と思われます。横穴式石室は古い形態を示していて、群中では最古の六世紀前半の築造と思われます。

墳丘

石室奧から

 第V支群9号墳

 古墳と古墳の間にとってつけたように造られた古墳で、明確な墳丘がありません。長さ2.4mの小石室だけが残されています。

 

 第V支群5号墳 【町史跡】【装飾古墳】

 径14mの円墳で、主体部は天井石を失った横穴式石室です。羨道の途中が区画され、擬似的に複室構造のようになっています。玄室奥壁に径30cmの円紋が三つ、叩き窪め技法で描かれていますが、現在装飾石材がアクリルで保護され、比較的見学しやすくなっています。

石室正面

後室

後室奥壁の装飾

奧から

白石古墳群(同じく、丸ノ口古墳公園内)

 第I支群1号墳

 径9mの円墳です。横穴式石室は持ち送りのある小型の石室で、六世紀後半の築造と思われます。

墳丘

石室内部

 第III支群1号墳

 径16mの円墳です。横穴式石室が最も良好に残っていそうですが、中には入れません。入口の両側が石垣状のテラスになっていて、多くの祭祀用土器が見つかっています。

墳丘

石室正面

石室内部

玄室奥壁


安徳大塚古墳

 那珂川町安徳、王塚台団地の南端に保存されていて、県道に標識が出ています。全長54m、後円部径34mの前方後円墳で、主体部は礫床粘土槨に木棺が納められていました。現在古墳は、周囲を崖に囲まれ、登り口が見あたりません。

 


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