弥生前期の水田と里山をセットで検出


奈良県御所市室、條・中西遺跡

 2010年08月07日現地説明会/奈良県立橿原考古学研究所

 京奈和自動車道御所区間建設予定地から、洪水で埋まった弥生前期の水田跡に隣接して、同時期の森林が埋まった状態で見つかりました。根を張った状態の樹木約200本が検出され、種類としては、ヤマグワ、オニグルミ、クリ、トチノキ、エノキ、ツバキ、カエデなどがあり、地面には、人・動物の足跡や、土器、サヌカイト片も出土し、森の中に人々が立ち入り活動した痕跡が残されていました。また、伐採された切り株や加工された木材もそのままの姿で残っており、木製品の材料調達の具体的な様子があきらかになりました。弥生前期の水田とその周辺に広がる里山の景観や人々の生活が具体的にわかる全国初の検出例となりました。

 これが弥生の森

手前が水田跡、水路を挟んで奧に森林跡

弥生前期の森林の跡

切り株の周りを回る足跡

エノキの切り株、焼かれている


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