宮崎県日南市の古墳

 


東郷古墳(東郷村古墳) 【県史跡】

 日南市風田、国道220号線から日南養護学校の東を北へ曲がると、標識があり、そこから東の谷間の奧にあります。ため池の手前に駐車可、そこから200mほど登ったところです。径15mほどの円墳ですが、かなり崩壊し、石室が二ヶ所で露出しています。北側の石室は長さ4.3m、幅1.3m、石材はかなり崩壊していて、竪穴式か横穴式か微妙なところです。南側の石室もかなり崩壊していますが、長さ5.5m、幅1m、南半分が丸石、北半分が切石で築かれており、それぞれ横穴式石室の羨道と玄室ではないかと思われます。となると、北側の石室も横穴式かも知れません。

二ヶ所に石室がある、左が南側

北側の石室

南側の石室、羨道?

南側の石室、切石の側壁、玄室か?


狐塚古墳 【県史跡】

 日南市風田、国道220号線沿いの愛泉会日南病院の敷地内にあります。以前は中庭にあり、見学時は市役所に申し込む必要があったのですが、病院の改修工事に伴い、自由に見学できるようになりました。ところが、その反面、露出していた県内最大規模の横穴式石室が埋め戻されてしまい、半永久的に見学できなくなってしまいました。墳丘は規模もわからないくらい破壊されていましたが、現在は円墳状に復元されています。横穴式石室は天井部を失っていましたが、玄室長5.7m、幅2.7m、高さ2m以上、羨道長2.6m以上、幅1.6m、高さ1.6m以上の大きな石室で、玄室床面には小石が敷き詰められ、棺台の石が4個残っていました。須恵器や武具、馬具など豊富な副葬品が出土し、それらは西都原考古博物館に展示されています。須恵器の編年から七世紀初め頃築かれ、中頃まで追葬されていたと考えられます。

復元された墳丘

石が並んでいるところが石室入口の跡か?


細田古墳 【県史跡】

 日南市上方、県道443号線から日南自動車学校へ向かう途中にあります。道沿いの小丘陵上にあり、墳丘はなく、自然丘陵の岩盤を掘り込んで竪穴式石室を構築した古墳で、長さ4.8m、幅1m、高さは推定0.5m。海岸から運んできた泥岩で築かれていました。天保年間に開墾中発見され、天井石は近くに橋に転用されたそうです。副葬品は不明ですが、五世紀頃の築造とされています。石室は現在埋め戻されています。

小丘陵上に保存

石室跡、埋め戻され石材散乱

調査時の石室


潟上1号墳(南郷村古墳) 【県史跡】

 日南市南郷町大字潟上、波平瀬公民館の南300mの農地の中に小丘陵があり、近くまで行けばすぐわかります。小丘陵上の墓地の中に組合せ式箱式石棺が露出しています。石棺の周囲に板囲いがあり、石槨のような施設なのかもしれません。南郷村古墳は他に円墳1(三本松古墳)、石棺墓1(外浦古墳)が残っているそうですが、場所が全然わかりませんでした。

小丘陵上にあり、すぐわかります

墓地の片隅にある

石棺の周囲を板石で囲っている


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