岡山県岡山市瀬戸町の古墳
■西久保1号墳 【管理人推薦】
瀬戸町光明谷の瀬戸高校すぐ裏の南向き斜面にあり、高校東側のブロック塀沿いに登っていけます。径19mの円墳で、大型の横穴式石室が南に開口しています。羨道の一部が失われていますが、現存長10m、玄室長7m、幅2.2m、高さ1.9m、羨道長3m、幅1.7m、高さ1.4mの左片袖?式で、玄室はやや胴張り状の平面形をしています。
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瀬戸町観音寺にあり、墳丘の上に瀬戸町郷土資料館と神戸女子大セミナーハウスが建っています。全長137mの大型前方後円墳ですが、教えられなければ、古墳だとはわからないでしょう。
瀬戸町菊山地区の集落の東端近くにありますが、場所がわかりにくいので、誰かにきくのが近道です。墳丘はかなり流失していて、原型を留めて居ません。横穴式石室は全長5mほどの小型ですが、玄室は完存しています。現状、石室内に笹が生えて見学しにくくなっています。
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瀬戸町塩納、集落北の谷間にあり、2012年に美作岡山道路の建設工事に先立ち、1号墳が調査されました。調査前は石室の一部が埋まった状態で露出している程度だったため、残存状態は良くないと思われていましたが、意外にも大型の横穴式石室が姿を現しました。全長7m、玄室長4m、幅1.8m、高さ2.2mの無袖式で、天井石を失っていますが側壁は良く残っています。墳丘はほとんど残って居ませんが、盛り土の内部に崩落防止のための石列が残っていました。石室内にはこれまた意外にも副葬品が多く残されており、須恵器や耳環などが玄室内から多数見つかりました。閉塞石の位置には甑がひっくり返した形で置かれていて、何らかの葬送儀礼のためと思われます。また、1号墳のすぐ背後にも3号墳が見つかりました。径7mの円墳と思われ、小サイズの横穴式石室の一部が残っていました。
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