大横穴墓群へ増殖中


京都府八幡市美濃山御毛通「女谷・荒坂横穴群」

 2013年2月3日 現地説明会/公益財団法人・京都府埋蔵文化財調査研究センター

 

 女谷・荒坂横穴群は、平成11年度以降、新名神高速道路と第二京阪道路の事前調査で計60基の横穴墓が調査されています。今年度は新名神高速道路の予定地内で、21基の横穴墓が新たに調査されました。今回の調査では、全体の保存状態が良く、天井がアーチ型と三角形の二種類あり、入口を土砂で閉塞していましたことがわかりました。ほとんどが木棺ですが、横穴11のみ石棺が置かれていました。人骨も多数出土し、古墳時代後期から一部奈良時代まで複数回追葬されていたようです。今回の調査地は横穴群のある丘陵の東側斜面のほんの一部であり、まだまだ多数の横穴墓が埋まっていそうです。

横穴11、奧に石棺あり

横穴12の土器の出土状況

横穴20の土器出土状況

非常に状態の良い須恵器群

横穴11の組合せ式石棺材

金銅製耳環


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