岐阜県大垣市中部の古墳


昼飯大塚古墳 【管理人推薦】【国史跡】

 大垣市昼飯町。豪族首長の墓にふさわしい四世紀後半の大前方後円墳です。全長150m、後円部径96m、高さ13mで前方部、後円部とも三段に築かれています。埋葬施設は後円部中央にある墓坑の中に竪穴式石室と粘土槨と木棺直葬跡が1基ずつ発見されました。

右が前方部

後円部から前方部

竪穴式石室内部

粘土槨の一部
 

 保存整備のための2011年度の調査で三段築成の後円部の1、2段目の葺石やテラスの円筒埴輪列、周濠跡が検出されました。これにより、後円部の全体像がようやく見えてきました。これらの成果は復元形状に反映されるそうです。

 

右下が調査箇所

 

1段目の葺石、基底石が良好に残る

1段目の傾斜はかなり急

テラスの円筒埴輪列

 2013年4月6日に保存整備が終了し、歴史公園として公開されました。残存する墳丘を修復した上で、発掘調査の成果を活かし、後円部の一部に復元ゾーンを設けて葺石や円筒埴輪列、周濠が復元されています。

 

 

公園案内図

目地に沿って復元された葺石とテラスの円筒埴輪


二ツ塚古墳

 大垣市昼飯町、昼飯大塚古墳の東100m、赤坂総合センターのすぐ北にある公民館を挟んで東西に大塚1、2号墳の2基の小古墳があり、合わせて二ツ塚古墳と呼んでいます。西側の大塚1号墳は現状で径15mくらいの円墳に見えますが、墳丘はかなり崩れています。2007年の調査で、方形にめぐる周溝が検出され、方墳である可能性が高まっています。東側の大塚2号墳は径16mの円墳ですが、現状は小さなマウンドが残っているだけです。

大塚1号墳

大塚2号墳


車塚古墳

 

 大垣市昼飯町牧野、赤坂総合センターの南50mの公園内にあります。墳丘はほとんど残っていませんが、石灰岩で築かれた横穴式石室が露出しています。長さ8.2m、幅3.3mの石組みで、内部は完全に埋まっています。

古墳全景、墳頂に古墳供養塔がある

石室正面

玄室付近

石室側面より

 2012年に昼飯車塚公園として、整備されました。平成20年に調査され、周濠を持つ径20mの終末期の円墳と判明しました。石室前には前庭部が確認されました。

公園全景

石室正面


荒尾古墳群 【市史跡】

 大垣市荒尾町に広く分布する古墳群で、12基ありましたが、現存5基です。トミダヤの西200mの道路沿いに1号墳があります。全長27mの帆立貝式古墳ですが、前方部は削平されています。六世紀前半の築造です。

道路沿いにある。前方部は右の道路下

後円部の墳丘

 1号墳の南500mに、八幡神社があり、社殿の右奧に円墳が1基あります。ただし、標識がないので、ここではないかも知れません。

八幡神社

社殿右奧の円墳?

 荒尾駅の西に御首神社があり、その境内に3基の円墳が残っています。社殿右奧に1基、境内西の林の中に2基あります。

御首神社

社殿右奧の円墳

西側の道路沿いの円墳

西の林の中の円墳


鉄砲塚古墳群

 大垣市昼飯町、東海道本線西側の矢橋工業西側一帯に分布する古墳群で、弥生中期の集落跡である東町田遺跡と範囲がほぼ一致します。工場西端の敷地内に小型の墳丘が1基、その西50mに、低いマウンドが1基、その南西200mの道路沿いの林の中に大きな円墳1、小円墳数基が残っています。林の中の古墳に1〜3号墳の名称がつけられています。

工場敷地内にある小円墳、墳頂に祠がある

工場の西100mにある低いマウンド

林の中の大きな円墳(1号墳?)

その他の小円墳群


粉糠山古墳

 大垣市青墓町、昼飯大塚古墳の西500m、県道216号線と東海道本線の立体交差のすぐ西にあります。全長100m、後方部長さ50mの東海地方最大の前方後方墳で、四世紀末頃の築造です。古墳は現在、上部を削平され、墓地となっています。

 


矢道長塚古墳

 大垣市矢道町の田圃の中に残されています。四世紀後半の全長87mの前方後円墳で、左右で周濠の形が違う珍しい構造です。墳丘はかなり削平されており。後円部は主体部だけが円墳のように独立して残されています。2004年の調査で南側に隣接して方形周溝墓群が発見されました。

前方部

これが主体部


高塚古墳

 大垣市矢道町の長塚古墳のそばにありましたが、大正時代に土取りのために消滅し、現在は石碑だけが建っています。五世紀前半の全長70m以上の前方後円墳で、主体部は竪穴式石室でした。

 


荒尾1号墳 【市史跡】

 大垣市荒尾町の住宅地の中、金山彦神社の南にあります。全長27mの前方後円墳ですが、後円部だけが残っています。

道路脇にある。てまえの道路が前方部

後円部墳丘


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