宮城県大崎市北部


川北横穴墓群 【市史跡】【装飾古墳】

 大崎市岩出山町上野目ほか、国史跡・座散乱木遺跡付近の江合川北岸の崖面に約3kmにわたって広く分布する横穴群で、範囲が広すぎて見学は困難です。写真の標柱は座散乱木遺跡近くの橋のたもとから川原に下っていったところにあります。1000基くらい存在するらしく、装飾横穴は赤の彩色で格子状紋が描かれているということですが、場所は不明です。

 


日光山古墳群

 

 大崎市古川清水成田谷地田地内、国道47号線に日光山への大きな標識があり、そこから江合川を越えた集落の先の低い丘陵上にあります。成田、荘厳寺、小寺囲の三支群で39基からなり、うち、成田支群が日光山古墳公園として整備されています。成田支群には6〜7世紀の円墳、方墳22基が存在しています。公園の開けた場所には低いマウンドがいくつか密集しています。

 林の中にハイキングコースが続いていて、コース沿いにもたくさんの古墳が分布しています。


塚原古墳群 【市史跡】

 大崎市古川宮沢字塚原、日光山古墳群の北東1km、市道沿いの林の中にあり、現存11基です。カーナビの地図には塚原遺跡と表記されています。終末期の小円墳群で、周辺の水田の開墾でかなり消滅したそうです。

 


青塚古墳 【市史跡】

 大崎市古川塚目字屋敷、JR塚目駅の北500mにあり、墳丘は熊野神社となっています。全長100mくらいの前方後円墳ですが、現在は前方部が消滅し、後円部だけが残っています。前方部は後円部と較べて著しく低かったと推定されています。出土した二重口底部穿孔壷型土器などから四世紀末〜五世紀初頭の築造と思われます。

後円部

鳥居の前の前方部があったところ


伊勢堂古墳 【市史跡】

 大崎市古川塚目字屋敷、上記の青塚古墳から西へ200m、北へ150m行った住宅地の中の道路沿いにあります。墳丘は大きく破壊されていて、元の姿は不明ですが、遺跡ウォーカーでは前方後円墳となっています。

 


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