滋賀県大津市百穴古墳群下段の支群


百穴古墳群 【管理人推薦】

 国史跡。大津市滋賀里町、京阪滋賀里駅より、西へ徒歩25分の山林中の斜面に63基が現存しています。見学路が整備されているのは40基ほどですが、ドーム型の横穴式石室をもつ円墳がほとんどで、急斜面に築造されているため、墳丘の流失しているものが多く、露出した石室が堪能できます。

 下段の支群

 仮称1号墳は説明板の右奧に石室の天井付近の一部が露出しています。その右奧にツッカイ棒で補強された2号墳の石室が露出。玄室サイズ2.6m×2m×2mの両袖式です。3号墳はその後ろにあり、崖っぷちで石室の半分が崩壊しています。玄室復元サイズは2.7m×2m×2.5mの両袖式です。西隣の4号墳は、天井を失った玄室が残っています。サイズは3m×2.7m×2.7mの両袖式です。隣の5号墳は天井石だけが露出。隣の6号墳は、玄室の保存が良く、サイズは3m×3m×3.1mの両袖式で、羨道は崩壊していますが、長さ5mほどあります。

仮称1号墳

2号墳

2号墳玄室奥壁

3号墳、左側が崖で崩壊

崩の下から見た3号墳

4号墳玄室奥壁

4号墳玄室、右が羨道方向

5号墳

6号墳石室正面

6号墳奧から

 14号墳は天井が開口、玄室は良く残っています。その東の8号墳は前壁が開口していますが、比較的良好に玄室が残っています。2.8m×2.5m×2.3mの右片袖式です。その真後ろにある9号墳は、玄室の床に石棺が残っています。百穴古墳群を紹介する写真に必ず使われている石室です。玄室サイズは3m×2.3m×3m、石棺は2m×1mです。

14号墳

14号墳玄室奥壁

8号墳

8号墳玄室奥壁

9号墳

9号墳玄室、石棺が残る

 9号墳の背後の斜面に西から10、仮称11、12、仮称7、仮称15号墳が一列に並んでいます。10号墳は窮隆式の玄室が天井石以外は良く残されています。玄室サイズは2.6m×1.8m×2.5m、羨道幅1.3mの右片袖式です。隣の仮称11号墳は、羨道が埋まっていますが、玄室天井が開口。小さな窮隆起式石室です。12号墳は群中屈指の完存する石室をもち、玄室サイズは2.6m×3m×3.1m、羨道は2m以上×1.2m×1.5m以上の両袖式です。四方から持ち送ったドーム形天井が美しいです。仮称7、仮称15号墳は石材が散乱しています。

10号墳

10号墳玄室奥から

11号墳

11号墳玄室奥壁

12号墳石室正面

12号墳玄室奥壁、モザイク模様のよう

12号墳奧から、巨大な見上げ石

12号墳天井

 13号墳は横穴式石室が露出。羨道は崩壊し、玄室は天井を失っています。玄室サイズは3.2m×2.5m×2m以上の両袖式で、側壁が極端に持ち送っています。最下段の西端、遊歩道が折り返す位置に仮称16〜18号墳が密集しています。仮称16号墳は天井石が露出、仮称17、18号墳は、石材が散乱。仮称19号墳は、石室が遊歩道で分断されています。その背後にある21号墳は、大型の円墳で、天井を失った横穴式石室が露出しています。玄室サイズは3m×3m×3mで、持ち送りが少ないので、巨大に見えます。

13号墳

13号墳玄室

仮称16号墳

仮称19号墳

21号墳玄室奥壁

21号墳奧から


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