岐阜県大垣市・大塚1号墳

方墳らしいけど、まだ断定できません


大塚1号墳(岐阜県大垣市昼飯町) 現地説明会

 2007年12月08日 大垣市教育委員会

 国史跡・昼飯大塚古墳の東100mに大塚1、2号墳の二つの小古墳があり、あわせて二ツ塚古墳と呼ばれています。そのうち1号墳は現状で径15mほどの崩れた墳丘が残っていますが、今回、初めて調査されました。墳丘北側に3本のトレンチを入れた結果、方形に巡る周溝を検出しました。普通に考えれば、方墳だったと言えそうですが、溝から出土した遺物が不思議なことに奈良時代以降の須恵器、土師器、布目瓦、鉄滓などで、古墳に伴う遺物がまったくなし!付近に製鉄遺跡がありそうで、それはそれで良いのですが、それでは、この溝はいったい何なのでしょう?果たして、大塚1号墳は方墳なのか?この後、墳丘本体の調査に入るそうなので、あらたな成果に期待しましょう。

墳丘の現状、かなり崩れています

直線状の溝を検出


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