三重県伊賀市(旧大山田村南部・東地区)の古墳
下中島古墳群から東へ300m、谷川に沿って20基近い古墳があり、農免道路付近の北支群と、谷間の奧にある南支群とに分かれます。北支群で最大の石室を有していた2号墳は道路建設で消滅し、復元するために石材がどこかに保存されているらしいのですが、いまだに実現されていません。北支群は谷川の西に大きく破壊された墳丘が1基、東側に墳頂の陥没した大きな墳丘が2基あり、その南側の古墳に巨大な天井石が1個残されています。
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谷川に沿って、奧へ200mほど進んだ谷間に南支群があります。川の西側の林道沿いに3基の墳丘がありますが、いずれも墳頂が陥没しています。一番奥で川の東側に渡り、逆に下っていくと、4基の古墳が確認でき、うち、3基で石材が露出しています。最大の古墳は比較的大きい円墳で、石室の奥壁付近だけが残っています。
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向山古墳群の北200mにゲートボール場があり、その南の崖の上に3基の古墳が存在しています。しかし、現状はすべて破壊され、石室材が散乱しています。
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左に1基、奧の高くなった位置に1基
向山古墳群の東200mの農免道路沿いに西支群、さらに200m東の南の谷間周辺に東支群があります。西支群は道路を挟んで3基の古墳が接近しています。道路南側には2基の古墳があり、東側の円墳でかろうじて横穴式石室が残存しています。西側の古墳は半壊した石室が露出しています。道路の北側の1基は石材が一部露出しています。
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西支群から200m東へ進み、南の谷間に沿って林道を登っていくと、すぐ右側の崖の上に横穴式石室が露出しています。すでに前側は失われ、おそらく近い内に全壊すると思われます。
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林道の東側の北向き斜面にも円墳が1基あります。石室の天井石が露出していますが、内部は埋まっています。周辺には古墳の残骸と思われる高まりが散在しています。
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