三重県伊賀市(旧大山田村南部・西地区)の古墳
旧大山田村の中央を東西に流れる服部川の南岸の山麓に沿って、農免道路が走っていますが、この道路に沿って多くの群集墳が存在し、道路工事でいくつかの古墳が消滅しています。西端の真泥地区で道路南側の独立した林の中にある阿部山古墳群は3基の古墳からなりますが、確認できるのは1基です。かなり破壊されていますが、横穴式石室の最奧の天井石と袖石付近の石材だけが残っています。
■墓の谷古墳群
阿部山古墳群のある林はそのまま南に続いていますが、途中、農道で南北に分断されています。丁度、この農道を挟んだ場所に4基の古墳が分布しています。現状確認できるのは3基で、北側の林の中にある1基は、巨大な石材が放置されているだけです。南側には2基の古墳があり、農道そばの1基は墳丘のみ残存しています。南側の1基は横穴式石室が完存しています。現存長約6m、幅、高さとも1.8mくらいの右片袖式です。
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阿部山古墳群の東300mの農免道路沿いにあり、16基からなりますが、見学できるのは道路の北側に見えている1基くらいです。石室材らしきものが露出しています。道路南側のフェンスの向こうにも墳丘がたくさんありますが、薮のため、ほとんど見えません。
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神林古墳群からすぐ東、農免道路南側の山林内に下中島古墳群8基が分布しています。大きな墳丘が1基ある他は、低いマウンドと石材が散乱する程度です。
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