岡山県瀬戸内市(旧長船町)の古墳


築山古墳 【管理人推薦】

 旧長船町西須恵、県道39号線沿いにあり、公園として整備されています。全長82m、後円部径38mの二段築成、中期の前方後円墳で、南側くびれ部に造出しがあり、二重周濠が巡っていました。後円部頂上に竪穴式石室と阿蘇熔結凝灰岩製の家形石棺が露出しています。古墳の麓に須恵古代館があり、長船町内の古墳を紹介しています。周辺は地名が示すように古代には須恵器の生産地だったようです。

家形石棺

石棺側面

石棺小口面

石棺内部

亀ケ原大塚古墳 【管理人推薦】

 旧長船町西須恵、桂山南麓に2基の前方後円墳が近接して築かれています。亀ケ原大塚古墳は全長40m、前方部に横穴式石室が開口しています。全長7m、玄室長3.2m、幅2m、高さ1.2m、羨道長3.8m、幅1.2m、高さ1mの巨石を使った右片袖式です。後円部にも横穴式石室があると思われますが、未調査です。

石室正面

羨道部

玄室奥壁

奧から玄門方向

金鶏塚古墳

 亀ケ原大塚古墳の北東にある全長35mほどの前方後円墳ですが、墳丘はかなり破壊され、主体部も残って居ません。明治時代に開墾により、豪華な副葬品が出土し、現在は東京国立博物館に収蔵されています。

 

桂山十二ケ乢古墳群

 築山古墳北方の清掃センター西側斜面に3基の横穴式石室墳が並んでいます。

1号墳、径12mの円墳

1号墳石室、全長5m、幅1.2m

2号墳、径11mの円墳

2号墳石室、全長6m、幅0.9m

4号墳、径11mの円墳

4号墳石室、全長5.7m、幅1.2m

西谷古墳群

 桂山十二ケ乢古墳群から、さらに麓のほうに降りていくと林の中に西谷1号墳があります。左片袖式の横穴式石室がほぼ完存しています。

馬塚古墳 【管理人推薦】

 旧長船町牛文、長船中学校西側の丘陵先端の墓地内にあります。平野へ向けて全長8.1mの大型の左片袖式石室が開口しています。別名一つ目小僧古墳(命名:平家蟹氏)

蟋(キリギリス)古墳群

 旧長船町土師、馬塚古墳南方200mの備前焼窯元の裏の林の中にに4基の古墳が並んでいます。すべて同じ規模の横穴式石室を持ちますが、1号墳には巨大な石棚が存在します。

1号墳、巨大な石棚が構築されている

2号墳

3号墳

 4号墳

大塚古墳群 【管理人推薦】

 旧長船町磯上、大塚集落奥のため池北側の墓地周辺と少し山道を登っていった辺りに16基分布しています。墓地の北側には小型の石室が2基確認できました(仮称5、6号墳)。山道を登っていくと、途中道の右側に墳丘が2基(仮称1、2号墳)離れて存在し、反対側に中規模の横穴式石室が開口しています。群中最大の古墳は、最も奥にあり、径20mの円墳で、全長10mの大型の横穴式石室が完存しています(仮称3号墳)。そのすぐ裏にも、小型の石室が1基開口しています(仮称4号墳)。

墓地の北側にある仮称5号墳

墓地の北側にある仮称6号墳

山道の途中にある仮称1号墳

仮称1号墳石室

1号墳の少し先にある仮称2号墳

仮称2号墳石室

山道の最も奥にある最大の仮称3号墳

仮称3号墳羨道

仮称3号墳玄室

仮称3号墳奥から外、右片袖式

3号墳の裏にある仮称4号墳

仮称4号墳玄室、右片袖式

西山古墳

 旧長船町牛文、長船中学校の南に大きなため池があり、その北側の畑の中にあります。おそらくは径15m以上の円墳で、横穴式石室が開口しています。が、羨道前側が崩壊して、開口部が高い位置にあるため、入室は困難です。大型の玄室は完存していて、玄室長5m、幅2m、高さ2.5mの左片袖式です。ため池の堤防のすぐ前にも、径10mほどの円墳が1基あります。

古墳の現状

羨道部は崩壊

玄室奥壁

奧から玄門方向

  ため池前の円墳

池田ノ奧古墳

 旧長船町土師、集落の奧に墓地があり、その右側の笹薮が古墳です。天井石が露出していて、その下に玄室が開口しています。現存長3m、幅、高さとも1.5mほどの小さな石室ですが、その割に石材は大きめです。羨道部は埋まっていて不明です。

天井石が露出

石室内部


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