千葉県龍角寺古墳群西地区


龍角寺古墳群

 栄町龍角寺から成田市上福田にかけての台地上に、五世紀末から七世紀前半の間に連綿と築かれた古墳群で、前方後円墳36、円墳71、方墳6基からなり、質量ともに千葉県を代表する古墳群です。千葉県立房総のむらの風土記の丘エリアとその周辺にほとんどの古墳が保存されています。以前は岩屋古墳だけが国史跡でしたが、2009年に、ほとんどの古墳が史跡に追加指定されました。

  


 公園外の古墳(1〜20、111号墳)

 公園の西端の道路沿いに21号墳があり、そこから西の公園外に1〜20号墳がありますが、標識がないので、名称はわかりません。風土記の丘北口バス停近くの県道北側の丘陵上に浅間山古墳(111号墳)があります。全長78mの前方後円墳で、群中最大の規模です。1996年の調査で後円部の低い位置から複室構造の板石組み横穴式石室を検出。全長6.6m、奧室長2.7m、幅2.2m、高さ1.8m、前室長2.7m、幅2m、高さ1.7mの規模で、各室は板石で仕切られています。前後室側壁と奥壁は板石二枚を横に並べ、床にも板石が敷き詰められていました。現在は埋め戻されています。武具、馬具のほか、金・銀製の冠飾りが出土しています。七世紀初め頃の築造です。

道路南側の前方後円墳、19号墳

道路北側の円墳、20号墳

道路南側の円墳18号墳、右奧に8号墳が見える

左の斜面上に浅間山古墳(111号墳)がある

 公園西端の古墳(21〜26号墳)

 公園の西端の道路沿いにある21号墳は全長42mの前方後円墳ですが、主体部は不明です。そこから東の林の中にある23号墳は径15mの円墳、24号墳は全長24mの前方後円墳で、1983年に発掘調査され、後円部頂部に粘土槨が、墳丘裾に箱式石棺が検出されました。六世紀半ばの築造で、七世紀中頃に箱式石棺が追加されたようです。26号墳は径16mの円墳です。

公園西端の21号墳

23号墳

調査された24号墳

26号墳、左奧に24号墳

 公園西のメイン道路沿いの古墳(27〜34号墳)

 27号墳は径21mの円墳、28号墳は径25mの円墳、29号墳は径18mの円墳、30号墳は全長21mの前方後円墳、31号墳は全長18mの前方後円墳、32号墳は径18mの円墳、33号墳は径16mの円墳、34号墳は径22mの円墳で、周溝の痕跡が残ります。

27号墳

28号墳

29号墳

30号墳

31号墳

32号墳

33号墳

34号墳

 公園西駐車場付近の古墳(35〜46号墳)

 35号墳は全長25mの前方後円墳、36号墳は径16mの円墳で周溝の痕跡あり、37号墳は全長31mの前方後円墳、39号墳は径19mの円墳で周溝の痕跡あり、40号墳は径29mの円墳で周溝の痕跡あり、41号墳は径19mの円墳で周溝の痕跡あり、42号墳は全長22mの前方後円墳、43号墳は径12mの円墳で周溝の痕跡あり、44号墳は径19mの円墳、45号墳は径22mの円墳で墳丘の上部が削平されています。46号墳は径21mの円墳です。

35号墳

36号墳

37号墳

39号墳

40号墳

41号墳

42号墳

43号墳

44号墳

45号墳

46号墳

 資料館西側の古墳(50〜56号墳)

 50号墳は全長46mの前方後円墳、51号墳は全長26mの前方後円墳、52号墳は径13mの円墳、53号墳は全長27mの前方後円墳で、筑波山産雲母片岩の箱式石棺が露出展示されています。54号墳は全長32mの前方後円墳で箱式石棺が見つかっています。55号墳は径12mの円墳、56号墳は全長28mの前方後円墳ですが、前方部が削平されています。

50号墳

51号墳

52号墳

54号墳

53号墳

53号墳箱式石棺

55号墳

56号墳


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