佐賀県上峰町の古墳


上のびゅう塚古墳(目達原古墳群)

 上峰町坊所のイオン南側にあります。目達原古墳群はかつて前方後円墳7、円墳4基以上からなる古墳群でしたが、第二次大戦中に飛行場の建設に伴いほとんどが破壊されました。唯一、上のびゅう塚古墳だけが陵墓に指定されたために保存されました。上のびゅう塚古墳は全長49m、後円部径38m、前方部幅21mの前方後円墳で、葺石があり、五世紀頃の築造と推定されています。となりの公園に、破壊された6基の前方後円墳の墳丘が1/7サイズで復元されています。

上のびゅう塚古墳

1/7サイズで復元された前方後円墳


船石遺跡 【県遺跡】

 

 上峰町堤839、船石宮天神社境内周辺の丘陵地に広がる縄紋〜中世の複合遺跡で、神社境内に古墳2基、支石墓2基が残されています。唯一墳丘のある古墳は露出した石材の隙間から石室内部を覗き見ることができます。他に境内には三つの巨石があり、そのうち社殿横の鼻血石が古墳石室の天井石です。ほかの二つの巨石、船石と亀石はともに弥生中期の支石墓です。もう1基、どこかに古墳があるらしいのですが、所在不明です。

墳丘の残る古墳、右の巨石は亀石(支石墓)

古墳の石室内部

船石、弥生中期の支石墓

鼻血石、古墳石室の天井石


鎮西山南麓古墳群

 上峰町堤にある鎮西山は「鎮西山いこいの森」として公園化されています。その南側の麓から中腹にかけて古墳群があります。南側麓の登山口駐車場から登り始めると、すぐ右側の農地の法面に石室が埋め込まれています。また、道の左側の竹林には、道に沿って4基の古墳が斜面に並んでいますが、いずれも破壊された石室の残骸が残っています。

法面に埋め込まれた石室

竹林の一番下の古墳、石材露出

二番目の古墳、石室の一部が残る

三番目の古墳、石材露出

四番目の古墳、石材散乱

 登山口から自動車道路を登っていくと、途中左側に植栽に囲まれた古墳が見えています。小さな横穴式石室が開口、保存状態は良いです。この後ろにも古墳があり、半壊した石室が露出しています。上部を失った奥壁付近が残っています。

植栽に囲まれて開口する古墳

石室内部

石室奧から

すぐ後ろの古墳、半壊した石室が露出

奥壁付近が残っている

 さらに後ろに二つの墳丘が並んでおり、共に石室の入口がわずかに開口し、かろうじて内部を覗くことができます。

左側の古墳の石室開口部

石室内部

右側の古墳の石室開口部

石室内部


奧の院古墳群

 上峰町堤、鎮西山の西側登山口の駐車場付近にある古墳群ですが、ほとんどの古墳が破壊されているようです。駐車場の向かいの農地の法面2ヶ所に横穴式石室が埋め込まれています。上側の石室は隙間から内部をわずかに覗けます。道路を登っていくと、道路脇の薮の中に石材が散見されますが、明確に古墳とわかるものはありません。

法面に埋め込まれた石室

法面に埋め込まれた石室、わずかに隙間有り

左の石室の内部

道路で破壊された古墳?

薮の中に石材露出


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