佐賀県白石町妻山古墳群


妻山古墳群4号墳 【県史跡】【装飾古墳】

 白石町大字馬洗、妻山神社の南から西の丘陵上へ登っていく道路の途中にありますが、小さな崖の上にあるので道路からは見えません。そのため、ここも捜索に大変苦労いたしました。しかも県史跡だというのに、発掘された時の状態のまま放置されて荒れ放題。見学は危険なので自己責任でお願いします。南斜面に築かれた六世紀末の径12mの円墳で、天井を失った横穴式石室が残っています。全長6.5m以上、玄室長3.7m、幅2m、高さ3mの両袖式で、奥壁には巨大な鏡石を据え、床には礫が敷かれていました。線刻は玄室内の16ヶ所にあり、格子紋、斜格子紋、船に乗る人物、馬、水にもぐる人物などが描かれています。石室内は現在、床が1mほど埋められているため、残念ながら線刻のうち、半分くらいしか確認できません。

石室正面側

奧から玄門付近

玄室奥壁、鏡石は上部のみ露出

奧壁の格子紋

左側壁玄門寄りの円紋

左側壁の格子紋

右側壁の斜格子紋

右側壁の斜格子紋?


妻山古墳群6号墳 【装飾古墳】

 白石町大字馬洗、妻山4号墳の少し東に、果樹園の中をジグザグに登っていく農道があり、そこを登り詰めたところにあります。削られた墳丘の崖面に横穴式石室が開口しています。羨道の前側が破壊されていますが、玄室は完存。小型の石材を持ち送りながらかなり高く積み上げています。玄室左側壁の二ヶ所に線刻があり、格子紋とされていますが、そうは見えません。また、資料にはありませんが奥壁の鏡石にも斜格子紋を発見しました。

石室正面側、樹木が邪魔です

羨道から玄門

玄室奥壁

玄室奧から

左側壁の格子紋?

左側壁の格子紋?

奧壁の斜格子紋?


妻山古墳群5号墳

 白石町大字馬洗、6号墳のすぐ東の薮の中に小さな石室が露出していますが、古墳の並びから見て、これが5号墳と思われます。詳細は不明。

石室正面側

石室の側面、完全露出


妻山古墳群7号墳 【装飾古墳】

 白石町大字馬洗、6号墳の左隣りにありますが、双室墳かも知れません。横穴式石室の入口が埋まっていますが、墳丘上に登ってみると、玄室天井部が開口しています。丁字型でかなり底が深いので脱出する自信のない人は絶対入らないでください。とはいえ、入室しないと線刻画は見られませんので、ここも見学は自己責任でお願いします。玄室長1.4m、幅3.5m、高さ2.8mの両袖式で、玄門は左に寄っています。線刻画は11ヶ所にありますが、あまり入る人がいないのか、比較的良好に残っています。すべての壁面に、連続楕円状紋、連続三角紋、格子紋、斜格子紋、斜平行線紋などが刻まれています。

天井部が開口

左側壁、右が玄門

右側壁、腰石の平滑性がすごい

埋まった羨道奧から

奧壁の連続楕円状紋、格子紋

奧壁の平行線と連続楕円状紋、魚かも?

奧壁の斜格子紋

奥壁の格子紋

左側壁の不明紋様

右袖部の斜格子紋

右袖部の斜格子紋

右袖部の平行線紋?


妻山古墳群3、2号墳

 白石町大字馬洗、7号墳から林の奧に入り、尾根伝いに西へ登っていくと、山道の先に2基の古墳があります。とりあえず、2、3号墳と思われます。ともに径15mほどの円墳で、崩壊した横穴式石室が露出しています。

3号墳

3号墳、崩壊した横穴式石室

2号墳石室

2号墳石室玄室付近


妻山古墳群1号墳

 2、3号墳から北東方向(4号墳とは反対側の北向き斜面)へ山林を下っていくと斜面途中に1号墳があります。横穴式石室の石材が露出しています。

1号墳

1号墳、横穴式石室正面と思われる


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