佐賀県多久市の古墳


古賀山1号墳 【管理人推薦】【市史跡】【装飾古墳】

 多久市東多久町別府、国道203号線古賀山交差点の北側の斜面にあります。径13.7mの円墳で、大型の横穴式石室が開口。全長8.55m、後室長3m、幅2.4m、高さ2.8mの両袖式で、周辺では珍しい複室構造です。後室奥壁二段目の石材に斜格子紋と弧紋、左側壁腰石に多重弧紋、右側壁上部石材に斜格子紋があります。前、後室袖石にも線刻があるらしいですが、よくわかりません。

石室入口から

後室奥壁

後室奥から

右側壁、奧から

後室奥壁二段目石材の斜格子紋と弧状紋

左側壁腰石の多重弧紋

右側壁上部石材の斜格子紋

後室右袖石の線刻?


穴大師古墳(天山1号墳) 【装飾古墳】

 多久市東多久町納所字柳瀬、柳瀬公民館から、狭い農道を登っていった標高135mの丘陵頂上付近にあります。送電塔のすぐ下の農道沿いです。六世紀末の径12mの円墳で、単室構造の横穴式石室が開口(複室とする資料もある)。全長約8m、玄室長3m、幅2.4m、高さ2.5mの両袖式で、玄室はドーム状、羨道は半壊しています。羨道(前室?)右側壁に魚、玄室左側壁に放射状紋、玄室奥壁の鏡石に多重格子紋が線刻で描かれています。これらはあまり類例のない紋様で、特に魚は非常に明確でわかりやすいです。

石室正面

玄室奥壁と大師像

後室奥から

前室右側壁の魚、これはわかりやすい

玄室左側壁の放射状紋

後室奥壁の多重格子紋


北坊古墳(北の森古墳) 【装飾古墳】

 多久市東多久町納所字三ノ北坊、納所小学校北側の北坊公民館となりにあります。径12.5mの円墳で、単室構造の横穴式石室が開口。全長7.2m、玄室長3m、幅2m、高さ2.5mほどの両袖式で、羨道が細長く、埋まっているので入室は汚れるの覚悟です。線刻紋様が二ヶ所にあります。玄室右側壁に帆を持つ船、左側壁に鹿、または鳥が対面するように描かれています。

墳丘上は神社となっている

鳥居の脇に石室開口

玄室奥壁

玄室奧から、羨道は狭い

玄室左側壁の鹿、または鳥

玄室右側壁の帆を持った船


山の上14号墳 【装飾古墳】

 多久市東多久町別府の長崎自動車道予定地に存在した古墳ですが、調査後、多久市歴史民俗資料館に横穴式石室が移設されています。径8mの円墳で、調査時は墳丘、石室とも上部が削平されていました。石室は単室両袖式で、玄室は一辺2.3mの正方形プランです。線刻が六ヶ所にあり、奥壁中央・向かって左側の腰石に格子紋、中央二段目の石に斜格子紋、斜平行線紋、右側壁奧の腰石と左側壁前側の二段目の石に斜平行線紋、左袖石の玄室側に縦平行線紋が描かれています。しかし、雨曝しのせいか、いずれも目視での確認が困難です。なお、周囲には他にも小石室や石棺が移設されていますが、説明板など一切ないので詳細はすべて不明です。

山の上14号墳石室(右上)とその他の小石室など

山の上14号墳石室の玄室奥壁

玄室奥から

奥壁中央腰石の格子紋

奧壁向かって左の腰石の格子紋

左袖石の縦平行線紋(ほとんどわからない)


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