京都府京都市西京区西芳寺川古墳群BA支群
苔寺として有名な西芳寺から西へ西芳寺川に沿って進むと、林道入口に車止めがあります。この地点が嵐山からの京都一周トレイル西山コースの終点になっています。車止めを越えて、川に沿って平坦な林道を進むと、渓流に沿って西芳寺川古墳群が点在しています。現状でA〜Fの六支群18基が確認されています。車止めの手前の「山の神さん」石碑のところに駐車可。
◆西芳寺川B1〜5号墳(ボウジョウ1〜5号墳)
C支群から林道を500mほど進むと、西芳寺川古墳群の説明板があり、そこから斜面を少し登ったところに最も横穴式石室が良好に残るB支群があります。B1号墳は径17mの円墳で、横穴式石室が開口。全長11.2m、玄室長3.4m、幅2.3m、高さ3.8m、羨道幅1.2mの両袖式。玄室は天井に向かって傾斜し、かなり高い玄室です。
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B1号墳の後ろに隣接するB2号墳は径14mの円墳で、横穴式石室が開口。玄室長2.6m、幅1.5m、高さ2m、羨道幅1.2mの両袖式。側壁はやや持ち送っています。
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B3号墳は径15mの円墳で、横穴式石室が開口。玄室長3.4m、幅1.8m、羨道幅1.1mの両袖式で、入口が狭いです。B3号墳の北側にあるB4号墳は径14mの円墳で、墳頂が陥没し、石材が散乱しています。
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B5号墳は遺跡地図の位置にはなく、所在不明です。背後の斜面上に、石材が少し見えているので、ここかも知れません。
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A支群は4基からなり、すべて小型の横穴式石室が開口しています。B支群からさらに林道を200mほど進むと、道沿いにA1号墳があります。径10mの円墳で、横穴式石室は3.7m×1.4mの無袖式です。
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A2号墳はA1号墳のすぐ先にあります。径10mの円墳で、横穴式石室は5.4m×1.3mの無袖式です。
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A3、4号墳はさらに100mほど先にあります。A3号墳は径10mの円墳で、横穴式石室は4.5m×1.2mの無袖式です。
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A4号墳は径10mの円墳で、横穴式石室は4.6m×1.3mの無袖式です。A支群は1、2号墳と3、4号墳がそれぞれ対に築かれているようです。
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