宮崎県西都市西都原古墳群第2古墳群南部


西都原古墳群第2古墳群 【管理人特選】【国特別史跡】

 西都原古墳群第2古墳群は台地の東端に位置し、南北方向に細長く39基の古墳が分布しています。前方後円墳10、円墳29、地下式横穴墓5基からなり、発掘調査の結果、前方後円墳は三世紀半ばから四世紀にかけて81→91→100→92→95→90→99→83→109号墳の順に築かれました。


 81〜83号墳

 第2古墳群の南端から81〜83号墳が縁辺に並んでいます。81号墳は全長53m、後円部径38mの前方後円墳で、前方部が低平でバチ型をしており、後円部背面に造出しがあります。一部に浅い周溝が巡っていました。三世紀後半、西都原の前方後円墳の中では最古の築造と思われます。82号墳は小円墳ですが、その隣にも二つ小さなマウンドがあります。83号墳は全長84m、後円部径44mの前方後円墳で、前方部が長く美しい姿をしています。葺石が認められます。

81号墳、最古の前方後円墳

82号墳、奧にも2基の円墳?

83号墳


 84〜89号墳

 さらに北側へ84〜89号墳が並んでいます。84号墳は1914年に梅原須末治らによって調査された古墳です。88号墳は全長48m、後円部径21mの小型の前方後円墳です。

84号墳

86号墳

87号墳

88号墳

89号墳


 90(大山祇塚)、91号墳

 第2古墳群のほぼ中央に2基の大きな前方後円墳が並んでいます。90号墳は全長96m、後円部径51mの柄鏡式の前方後円墳で、女狭穂塚、男狭穂塚を除けば最大の古墳です。未調査のため、詳細は不明です。91号墳も柄鏡式の大きな前方後円墳ですが、未調査のため詳細は不明です。

90号墳

91号墳


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