宮崎県西都市北部


茶臼原古墳群 【国史跡】

 西都市茶臼原、県道313号線沿いに分布する古墳群で、前方後円墳3、円墳52基からなります。東から、春日地区、轟地区、上野地区の三支群に分かれています。春日地区の県道沿いにある1号墳(児屋根塚古墳)は全長110m、後円部径64mの前方後円墳で、盾形周濠が巡ります。四獣鏡、蛇行剣などが出土しており、五世紀前半の築造と思われます。南西に隣接して2号墳があります。西300mには9号墳があります。

春日地区分布図(右方向が北)

轟地区分布図(右方向が北)

1号墳(児屋根塚古墳)

9号墳

 春日地区から県道を西へ1.5km行った轟地区の南側の茶畑の中に円墳9基が分布しています。未調査のため詳細は不明です。

11号墳

12号墳

左から13、15号墳

右から14、16号墳


千畑古墳 【管理人推薦】【国史跡】

 西都市穂北桜田4787、県道313号線から千畑集落へ下っていき、集落中心にある千畑公民館のすぐ東にあります。公民館横に駐車場があります。一ツ瀬川北岸の自然地形を利用した全長60mの前方後円墳で、横穴式石室が開口しています。全長9.2m、羨道長3.4m、幅1.7m、高さ1.5m、玄室長4.9m、幅2.7m、高さ2.8mの両袖式で、天井は巨大な板石、側壁はブロック状の切石を四段に積んでいます。六世紀後半に築かれた県内では屈指の大型石室墳です。

石室正面

羨道から玄門

玄室奥壁、側壁の目地が揃っている

玄室奧から


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