奈良県明日香村・酒船石遺跡


 奈良県明日香村の酒船石遺跡で発見された亀形石造物・小判形石造物のさらに南側の堆積土の中から石造物に水を導いたとみられる湧水施設が見つかりました。また、施設の性格、時期について注目すべき新たな知見も出ています。

湧水施設の導水口から小判形石造物までは約2.5mで、木樋などで水を導いていたと思われます。

東西1.8m、南北2.4mの掘り込みの周囲に砂岩の切石を積み、その中央に同じ切り石積みの高さ1.3mの塔を築造。                     

 塔は内部が空洞になっており、塔頂の北側には溝が掘られ、湧いた水が溝から流れるしくみらしい。             

 施設北側の石敷き広場の下層に長さ15mの切り石の暗渠と切石の敷石が確認されました。築造当初は広場全体が切り石で敷きつめられていたようです。                      

 また、小判形石造物の周囲では、平安時代の土器や銅銭が出土。同遺跡は9世紀後半に改修された後、10世紀初頭に埋没したとみられます。       

 


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