兵庫県加古川市・坂元遺跡

県内初の埴輪窯跡検出、匠の技が光る、こだわりの埴輪造り


●兵庫県加古川市野口町坂元 坂元遺跡

●2005年9月10日 現地説明会/兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所

 坂元遺跡は播磨国風土記に記された賀古群駅家里に比定される複合遺跡で土地区画整理事業に伴い、調査されました。その結果、兵庫県では初めて、埴輪窯跡が出土しました。長さ6m、幅2mの登り窯で、主に形象埴輪が焼かれていたようです。出土した埴輪片は石見型が多く、また、鹿の角・耳、冑、人物埴輪と思われる破片が出土しています。埴輪としては、なかなか出来が良く、土師氏の技術者を中央から呼んで、その指導の下に造ったようです。なお、ここで焼かれた埴輪を伴った古墳は見つかっていません。窯跡のすぐそばから、ほとんど削平された古墳の跡が見つかっています。

傾斜地に築かれた埴輪窯跡

見つかった古墳の周溝、弥生時代の方形周溝墓と重複しています

石見型埴輪

形象埴輪群


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