史跡公園オープン
■三重県明和町坂本「県史跡・坂本古墳群」
2018年1月20日 史跡公園オープン記念整備報告会/明和町斎宮跡・文化観光課
県史跡・坂本古墳群は元は150基以上からなる大群集墳でしたが、開墾によりほとんど消滅し、現存するのは6基だけでした。1995年に発掘調査が行われ、新たに発見された8号墳の痕跡も含めて、その後史跡公園として整備され、今年度オープンすることになりました。県道沿い、シルバーセンターすまいるの前です。1〜3号墳は墳丘を復元、4〜6号墳は現状保存、8号墳はカラー舗装で周溝を表示しています。1号墳は七世紀前半、全長38mの前方後方墳で、長大な割竹形木棺を直葬。金銅装頭椎大刀などが出土しました。地域の首長墓と思われ、国内でも最後に築かれた前方後方墳です。2号墳は一辺16mの方墳で、木棺直葬。金環などが出土し、1号墓の被葬者と関わる女性の墓と思われます。3号墳は15×13mの方墳で、木棺直葬。鉄刀などが出土し、1号墓の被葬者と関わる男性の墓と思われますが、明らかにランクが落ちます。4号墳は小方墳、5号墳は帆立貝式、6、8号墳は方墳です。
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